東芝、営業益6割減 半導体部門で350人削減

東芝、営業益6割減 半導体部門で350人削減

決算説明会見に臨む東芝の車谷暢昭会長兼CEO=13日午後、東京都港区の東芝本社(納冨康撮影)

 東芝が13日発表した平成31年3月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前期比58・9%減の354億円と大幅に落ち込んだ。中国経済の減速などが響いた。これに伴い、営業赤字のシステムLSI(大規模集積回路)事業改善に向け、半導体部門で約350人の人員を削減すると発表した。

 31年3月期の売上高は6・4%減の3兆6935億円。最終利益は26・0%増の1兆132億円と過去最高だった。半導体メモリー事業の売却益約9700億円が利益を押し上げた。

 東芝は今年3月末までに本体やエネルギー事業などの社員を対象に約1060人の早期退職者を募集。823人が応じ退職した。半導体部門でも9月末までの退職を想定し早期退職を募り、令和6年3月期までにグループで7千人を減らす改革計画に追加する。

 東京都内で記者会見した車谷暢昭会長兼最高経営責任者(CEO)は「(改革計画の実現によって)危機モードから成長モードに入った東芝の歩みを確実にしたい」と決意を述べた。

 一方、同社は経営への監督や助言を強化するため、12人の取締役のうち社外取締役を7人から10人に増やすことも発表した。

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