LIXILグループ、伊奈啓一郎取締役インタビュー 株主提案信任に自信

LIXILグループ、伊奈啓一郎取締役インタビュー 株主提案信任に自信

インタビューに応じるLIXILグループの伊奈啓一郎取締役=14日、東京都中央区(平尾孝撮影)

 経営トップ人事をめぐり混乱が続くLIXIL(リクシル)グループで、母体企業の一つ旧INAX創業家出身の伊奈啓一郎取締役が14日、産経新聞のインタビューに応じた。伊奈氏は前社長兼最高経営責任者(CEO)の瀬戸欣哉取締役とともに定時株主総会での取締役8人の選任を株主提案しており、「すでに機関投資家などに支持を求め面談しているが、期待感を持ってもらえている」と提案の信任に自信をみせた。

 同社の取締役は定款では定員16人。会社側が13日発表した提案は8人だが、2人が伊奈氏らの株主提案と重複するため、候補は双方合わせ定員未満の14人だ。

 この状況について伊奈氏は「定員に達していない以上、全ての候補がそれぞれ過半数の株主から支持されれば取締役に選任される」と説明。株主に対し、「会社に白紙の委任状を提出するのではなく、株主提案の候補への信任を明確に示してほしい」と要望した。

 伊奈氏は今回の株主提案について「おかしくなっていた当社の企業統治を正常化させることが主眼」だと強調。母体企業の一つである旧トステム創業家の潮田洋一郎会長に対し「取締役や周囲が忖度(そんたく)する会社になっていた」と説明した。

 その上で、リクシルの混乱はガバナンス面で優れているとされる委員会設置会社であっても適正に運用されなければ問題が起きることを浮き彫りにしたと指摘し、こうした点について「日本の企業に問題提起したい」と語った。

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