IR、和歌山の優位性強調 ジャン・レノ氏もPR、仏事業者「バリエール」

IR、和歌山の優位性強調 ジャン・レノ氏もPR、仏事業者「バリエール」

和歌山マリーナシティでマグロ解体ショーを見学するジャン・レノ氏(右)

 和歌山県が誘致を目指す、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)に14日、名乗りを挙げ、和歌山市に事務所を開設したフランスのIR事業者「グループ・ルシアン・バリエール」。国内で複数の自治体が誘致を表明する中、和歌山のIRに着目した理由を「全ての条件がそろってる」と指摘し、他地域よりも優れていると和歌山の優位性を強調した。バリエールの名乗りに、県も「(IR実現に)弾みがつく」と歓迎した。

 市内で開いた会見で、日本支社長のジョナタン・ストロック氏は「関西空港から近く、用地がすでに準備されている。文化や自然が豊かで全ての条件が整っている」と建設予定地の人工島・和歌山マリーナシティを高く評価した。

 建設する施設については「この地で和歌山の人が誇れるようなリゾートをつくりたい」と発言。高野山や熊野古道といった観光スポット、マリンスポーツなどと連携するリゾート型にするとした。ただ、規模については「客室2500室のホテルやMICE(国際会議場・展示場)施設など、国の条件に沿う大規模なものになる」と説明するにとどめた。

 一方、カジノに絡んで懸念の根強い依存症への対策については、心理セラピストを常駐させるほか、スタッフにも研修をし、予防的に対応するとした。さらに「和歌山の文化と自然をいかしたテーラーメイド(オーダーメイド型)のリゾートにしていきたい」と力を込めた。

 バリエールの公式ブランド大使を務める仏俳優のジャン・レノ氏は会見に同席後、和歌山マリーナシティでマグロ解体ショーを見学し、さばかれたマグロをつまんでPRした。

 一方、バリエールが名乗りを挙げ、事務所も開設したことについて、仁坂吉伸知事は「以前から和歌山でやりたいと言っていた事業者なので頑張ってほしい」と述べた。

 県の担当者も「事業者にとっても他の地域と比べて和歌山が魅力的ということが分かり、誘致への弾みになる」と歓迎した。

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