「膿は出し切った」ライザップ・瀬戸社長インタビュー 黒字転換へ本業注力

「膿は出し切った」ライザップ・瀬戸社長インタビュー 黒字転換へ本業注力

RIZAP 黒字転換へ本業注力

「膿は出し切った」ライザップ・瀬戸社長インタビュー 黒字転換へ本業注力

インタビューに応じるライザップ(RIZAP)の瀬戸健社長=16日午後、東京都新宿区(川口良介撮影)

 減量ジムなどを展開するRIZAP(ライザップ)グループの瀬戸健社長は16日、産経新聞のインタビューに応じ、数年前から新卒で採用した全社員約60人を対象に、6月から基本給を最大25%引き上げると明らかにした。平成31(2019)年3月期連結決算は11年ぶりの最終赤字に転落。だが、不採算事業の整理など構造改革で「膿(うみ)は出し切った」として「安心して働ける会社」を目指して社員の待遇を改善し、黒字転換を図る。中堅社員らの中長期的な報酬改善にも着手し、自社株付与などのインセンティブ制度を導入する。

 15日発表した31年3月期の本業のもうけを示す営業損益は93億円の赤字、最終損益は193億円の赤字で無配に転落した。令和2(2020)年3月期の復配を目指す瀬戸氏は、「おわびも含め、株主に少しでも喜んでいただきたい」として、株主優待を拡充。衣料品チェーンを展開するジーンズメイトなどグループ会社の関連商品ギフトについて、現在の約300種類から約7千種類に増やす。

 一方、自身の役員報酬全額返上については、「約束通り続ける」として、営業利益が平成31年3月期の従来予想だった230億円を超えるまで受け取らないとした。

 M&A(企業の合併・買収)業務縮小などを受け、今年1月1日時点で41あった本社部門を4月1日時点で21に、本社人員を185人から105人にした。

 瀬戸氏は「(社内に)自分の意見を進める空気をつくってしまった」と分析。取締役会を従来の半数となる6人体制に縮小し、自身を除く役員は取締役会議長を含め5人全員を社外とすることで、「だめなものはだめと、正しく意見を言っていただく」と説明した。(吉村英輝、村田直哉)

関連記事(外部サイト)