【インターン取材】日清「青の洞窟」近鉄観光特急で堪能、「青の交響曲」3周年ツアー

【インターン取材】日清「青の洞窟」近鉄観光特急で堪能、「青の交響曲」3周年ツアー

3周年記念セレモニーが開催され、多くの人が車両を見に訪れた=11日午後、大阪市阿倍野区の近鉄大阪阿部野橋駅(須谷友郁撮影)

 近畿日本鉄道は11日、大阪阿部野橋(大阪市阿倍野区)−吉野(奈良県吉野町)間で運行する観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」が運行開始から3周年を迎えたことを記念して、大阪阿部野橋駅で式典を開いた。同列車の乗客は3年間で計約18万人にのぼり、式典には吉野町長らも出席して地元観光への誘客効果をアピール。近鉄は今秋、運行3周年を記念したキャンペーンを展開する。

 式典では、近鉄の原恭常務が「これから行楽シーズンを迎える吉野町の観光にぜひ利用してほしい」とあいさつ。吉野町のご当地キャラクター「吉野ピンクル」らが見守る中、車両の前でくす玉を割り、運行3周年を祝った。

 青の交響曲は「上質な大人旅」がコンセプトで、濃紺色の外観やホテルのような内装が目を引く。3両編成の2号車にはバーカウンターを備え、沿線の特産品を使ったデザートや酒などを提供。座席は全席指定で奈良県産の竹を肘掛けなどに使い、革張りのソファでくつろぐこともできる。

 記念キャンペーンは今月から展開。10月25日と11月15日は日清フーズとコラボし、同社の高級感を打ち出したパスタ「青の洞窟」と、大阪マリオット都ホテル(大阪市阿倍野区)の総料理長が監修する奈良県産食材を使用した料理を車内で味わうツアーなどを企画した。

 同社によると、乗客数は当初目標としていた年間6万人を達成し、3年間の累計は18万人に。高齢の夫婦らを中心に鉄道ファンの家族連れらにも好評という。沿線自治体観光への誘客効果も大きく、セレモニーに出席した吉野町の北岡篤町長は「吉野町はこの3年で見違えるほど元気になった」と感謝を表した。

 関西圏の鉄道各社ではほかにも、阪急電車の「雅洛」(梅田−河原町間)や南海電車の「天空」(橋本−極楽橋間)などの観光列車が充実し、いずれも料金は数百円から数千円とリーズナブルに優雅な旅の気分を味わえる。

 近鉄の担当者は「観光列車での旅行が選択肢の一つとして盛り上がることは大歓迎。青の交響曲を沿線自治体の観光の起爆剤にしたい」と意気込んでいる。(間嶋佑貴子)

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