元手タダ“家ゴミ→お宝化”計画(33)「警察グッズ」

警視庁と警察庁

「ついに我が家から、お宝が発見されましたよ!」

 編集部員Iの鼻息はいつになく荒かった。グウタラを地でいく生活ゆえに住まいは汚部屋。しかも、「いつ必要になるかわからない」と物を捨てることを極端に嫌う。だが、汚部屋の賃貸契約更新を迎えて引っ越すとあっては、そうも言ってられない。そこで、売れると思われるゴミを編集部に持って来たのだ。

「取材先からもらった警視庁の焼酎。これは高く売れるはずです」

 と、Iが取り出したのは陶製の酒瓶。中身は市販の焼酎なのだが、瓶に特徴がある。「桜田門 警視庁」とデカデカと焼かれている。

「警視庁の売店でしか買えないんです。関係者か警察にお世話になった人しか持っていない逸品です!」

 と胸を張るが、相場を調べると、メルカリでは48人が出品。平均2000円で売れている。ヤフオクではより安い。しかも、取引される警察グッズは、よりマニアックだった。

 例えば、警視庁から受注を受けた会社のデッドストックである本物の手錠、戦前の警察が所持していたサーベル…。手錠は30万円を超える価格で落札され、サーベルも10万円前後となっていた。

 販売されている焼酎なんてマニアからすれば、ピーポくんグッズと並ぶ、初歩的アイテムのようだ。

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