“フォートナイトの乱”に続きFacebookもAppleに反旗!対立激化の裏にAmazon優遇の不公平感

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 Facebookは、iOSのアプリ内で「Appleは30%の手数料を徴収します」という表示ができるよう申請を出していたが、Appleから「アプリの機能に無関係だ」と拒否されていたことが8月28日分かった。”GAFA”と呼ばれる巨大IT企業4社のうちの2社である両社の対立姿勢が鮮明になっている。

 Facebookは8月15日、有料オンラインイベントを簡単に行える機能を公開。この機能は新型コロナウイルスによって苦境に立たされる企業やクリエイターを支援する意味合いもあり、同社は機能の使用に際して手数料を取らないことを表明。 Appleにも手数料を減免するよう求めていた。しかし、Appleがこれを即座に却下したため、iOS版のFacebookで同機能を使う場合には“Appleが手数料を徴収する”と表示させようとしていた。Appleといえば、プラットフォームを介さない直接決済方式を採用した超人気ゲーム「フォートナイト」に対して、ストア内から抹消するという厳しい対抗措置を取ったことが報じられていた。

「このFacebookの行動は、Appleのストア手数料30%を不服として、Epic Gamesが反旗を翻した“フォートナイトの乱”に追随するものという見方もありますが、一方でFacebookにはAppleに対する恨みがあります。というのも、Appleが今秋に配布を始める予定の『iOS14』では個人情報保護を厳格化したことで、これまでFacebookが自社アプリに採用していたターゲティング広告が機能しなくなる恐れがある。その場合、同社の広告収入は5割以上減少するとも言われ、Facebookが大幅な減収になることは確実と見られているんです」(ITジャーナリスト)

 また、Appleのストア利用手数料は一律で30%と言われてきたが、7月29日に米下院で開かれた反トラスト法の公聴会で、AppleがAmazon Prime Videoアプリの手数料を半額の15%に割引していたことが明らかになったことも遺恨を生んでいるという。

「Facebookの支援アプリの手数料は割引せず、『iOS14』では広告収入が激減する恐れがあるのに、Amazonだけは特別に待遇していたことが許せないという思いもあったのではないでしょうか」(ITジャーナリスト)

 FacebookとAppleの対立はさらに深まりそうだ。

(小林洋三)

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