猫好きは要チェック!注目の資格「猫との住まいアドバイザー」を取得する意義

猫

 一般社団法人ペットフード協会が昨年に公表した資料によると、日本国内で飼われている猫の数は約977万8000頭。今年はコロナ禍による「外出自粛」の影響で、その数はさらに増えているかもしれませんね。長引く新型コロナや景気停滞への不安も、猫のかわいい顔を見れば、少しは和らぐというもの。

 飼い主にとって、猫は最良のパートナーであり家族も同然。少しでも長生きしてもらうために、猫がストレスなく暮らせる環境作りに努めたいところです。

 そこで今回ご紹介する資格が「猫との住まいアドバイザー」。猫の習性を理解して、共生していくためにはどんな住まいが望ましいのか、その理解度をはかる資格となっています。

 それでは例題を見てみましょう。

〈問1〉猫は環境の変化を嫌う動物です。特に高齢期の猫は急激な変化があると、ストレスで体調を崩すこともあります。そのため、リフォーム工事を行う場合は、一般的に猫が中高齢期までの時期が望ましいと言われていますが、中高齢期とは何歳くらいのことを指すでしょうか。【1】4〜6歳、【2】7〜11歳、【3】12〜15歳、【4】16〜19歳

〈問2〉猫は高い所が大好きです。猫が自由に高い所への上り下りを楽しめるように、部屋の壁に取り付ける猫用の階段のことを「キャットステップ」と言いますが、この階段の段差には適正な高さがあります。その高さは【1】350〜400mm、【2】450〜500mm、【3】550〜600mm、【4】650〜700mmのうちどれ?

 受験はセミナーを受けたあとに筆記試験を受ける形となっており、猫を5匹も飼っているという一級建築士の方が講師を務めています。例題の答えは〈問1〉が【2】、〈問2〉が【1】となっています。

 猫はマイペースに見えて実は繊細な動物。トイレ、寝床、エサ置き場の配置が少し変わっただけで大きなストレスを感じ、逆にキャットウォークや日向ぼっこができるスペースがあれば、リラックス効果が見込めるそうです。

 近年は猫の気持ちに寄り添った住宅や、リノベーションへの関心が高まっているため、不動産や建築業界などで働く人にとってこの資格は大いに役立つはず。

 こうした家作りの知識があれば、猫と同伴できるカフェやペットホテルを開業するといったビジネスにおいても大きな武器になるでしょう。

 また、少し視点を変えれば、この「猫との住まいアドバイザー」にしても、以前この連載でも取り上げた「ねこ検定」の監修者の一級建築士の方にしても、「猫」と「住まい」を掛け合わせることで新たな付加価値を生み出しました。こうした着眼点は、資格を通じた価値創造という観点から見ても、とても興味深いですし、さまざまなビジネスに応用できる考え方だと言えます。

 猫を飼っている・いないにかかわらず、新たな発想法を学ぶためにも、一度チャレンジしてみては?

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鈴木秀明(すずきひであき)/81年生まれ。東京大学理学部、東京大学公共政策大学院を経て資格アドバイザーに。取得資格数は約700。

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