経営悪化の日々はオロオロ歩き…シャープ異例の広告に「泣ける」

経営悪化の日々はオロオロ歩き…シャープ異例の広告に「泣ける」

シャープ本社に掲げられたロゴマーク=堺市堺区

 シャープは8日、大手ポータルサイトのヤフージャパンでインターネット広告を展開した。家電製品の宣伝ではなく、ツイッターのアカウントのフォローを呼びかける異例の内容だ。

 近年、企業の宣伝・広報担当者などが運用するSNSアカウントが、ブランドと消費者の新しい接点になっている。シャープ、タニタ、セガ、パインアメなどのツイッターアカウントは、一方的に自社商品をアピールするだけではなく、人柄が出る「ゆるい」つぶやきをすることで共感を集めた。特にシャープは経営再建中の2015年頃、会社の状況を自虐的かつポジティブにつぶやき、ファンを増やした。8日時点のフォロワー数は約62万。

 シャープが同日に配信した広告は「雨ニモマケズ」(宮沢賢治)のパロディー。「拡散の圧にも負けず スルーにもクレームにも負けない 丈夫なメンタルを持ち」「炎上の時は涙を流し 経営悪化の日々はオロオロ歩き みんなに仕事しろとよばれ」など、担当者の苦労のにじむ言葉が1分間、次々と表示され、最後に同社のツイッターアカウント(@SHARP_JP)が表れる。

 これを見たツイッターのユーザーたちは「なんとも言えない感動があった」「なんだかグッときました」「泣ける広告」などと感想を投稿した。シャープのツイッターアカウントは、フォローしても得になることはないが「ツイッターユーザーを増やすことには貢献しているので、ツイッター社の人は少しくらいは感謝してほしい」とコメントして笑いを誘っていた。

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