転倒・腰痛防止へ共同体設立 土田晃之さんがアンバサダーに 厚労省

転倒・腰痛防止へ共同体設立 土田晃之さんがアンバサダーに 厚労省

転倒・腰痛防止へ共同体設立 土田晃之さんがアンバサダーに 厚労省の画像

 厚生労働省は労働災害の防止の取組を進めるための「従業員の幸せのためのSAFEコンソーシアム」を設立した。転倒・腰痛等の労働災害の増加に歯止めをかけるため、「Safer Action For Employees(SAFE)」を旗印に、労働災害防止に向けた機運の醸成や行動変容のための取組みを進める。6月20日に開いた設立記者発表会には、活動を盛り上げるアンバサダーを務めるタレントの土田晃之さん、サポーターのタイムマシーン3号が登場し、自身の転倒と腰痛にまつわるヒヤリハット経験を語った。

 厚労省の釜石英雄安全課長は、「労働災害というと機械や設備によって引き起こされるイメージが強いが、近年は作業行動に起因するものが増えて、長期の休業を余儀なくされる労災も多数発生している。改めて転倒、腰痛や職場における安全衛生の確保について社会全体に意識してもらいたい」と設立趣旨を説明。今後、賛同する企業や団体を募り、優良な取組事例を表彰するSAFEアワードやメンバー間で取組みをマッチングする機会を設けていく。今年9〜12月には全国7箇所でシンポジウムを行う予定とした。

■顧客も従業員も第一に考えて

 コンソーシアム設立の背景には、従来型の災害防止の取組みが転倒、腰痛災害の減少に結びついていない現状がある。転倒・腰痛は労働災害全体の約4割を占め、特に小売業や社会福祉施設などの第三次産業では、職場の高齢化や就労人口の増加によって労災件数が増加傾向にある。製造業や建設業のような安全文化が根付いていない業種へ、企業と働く人だけでなく、サービスの利用者などステークホルダーを含めた新たな切り口で予防を啓発するのが狙いだ。「顧客第一で、従業員の安全確保が後回しになっている面がある。お客さまが第一。でも従業員も第一。企業と労働者が労働災害防止に取り組むメリットを感じ、行動変容につなげる機運の醸成を目指していきたい」(澤田京樹中央産業安全専門官)とした。

 SAFEコンソーシアムのウェブサイト(https://safeconsortium.mhlw.go.jp/)では、タイムマシーン3号の二人が転倒予防について啓発する動画を近日公開する。

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