「チームスターゼンを進化」 横田氏が社長就任 新体制発足、基盤強化へ

「チームスターゼンを進化」 横田氏が社長就任 新体制発足、基盤強化へ

中津M健会長と横田和彦社長(スターゼン)

食肉卸大手のスターゼンでは、前専務の横田和彦氏が1日付で代表取締役社長に就任。同日、取締役会長に就いた前社長の中津M健氏とともに会見した。

14歳の若返りとなった新社長のもと、新たな体制がスタート。中津M会長は「ウイズコロナのもとでも食は人々に必要なものであり、われわれはエッセンシャル企業になりうると確信する。『チームスターゼン』として力が発揮できる態勢が整い、若手も育ってきた。ここで一気に若返りを図り、世の中の変化についていけるよう社長を世代交代することにした」と説明。「桜の花は散りかけているが、私はしばらく散らずに、後見人として見守っていきたい」と述べた。

1986年に前身のゼンチク入社以来、長く営業畑を歩んできた横田氏。社長就任に当たり「お客さまとの関係強化に尽力し、経営理念の最初に掲げる『スターゼンと取引をしてよかったといわれる会社にしよう』を実現するべく努めていく。そのために、グループ全従業員への思いを込めて『スターゼンで働いてよかったと思える会社にしよう』という新たな経営理念を加えた」と報告。さらに、「コロナ禍で帰属意識にも変化を感じる中、『チームスターゼン』を深掘り、進化させる。先の見通しが立ちにくい昨今、皆が一つのチームとしてつながり、それぞれの役割を果たしていくことの大切さを繰り返し説いていきたい」と述べた。

トップ交代とともに、組織も刷新した。新設した「物流本部」では、ドライバー不足や労務管理の厳格化など厳しさを増す物流事情に対応。500台のトラックを擁するグループ内の各領域にまたがり、全体を俯瞰する立場から業務再構築を図る。全国約20の加工拠点、約50の販売拠点間をつなぎ、さらに顧客へと届ける物流網について、長年の間に生まれた無駄を省いて効率化。CO2排出削減にもつなげる狙いだ。

コロナ禍によるインバウンド需要の消滅もあり、外食やホテル向けなどの業務用は厳しい状況が続く一方、小売向けのコンシューマー商品は販売が増加している。精肉だけでなく、ローストビーフやハンバーグなど自社工場で作る加工品、通販向けのミールキット商品も好調。100周年を迎えた「ローマイヤ」ブランドからもアップグレード商品を順次発売するなど、販売を一層強化していく方針だ。

「やはり営業一筋だった前社長(中津M会長)の薫陶を受けて、今の私がある。生意気を言って叱られることもあるし、親父と息子のような関係」と語る横田社長。こうした関係も念頭に「全国の営業マンたちの目標となるような社長になりたい」と抱負を語った。

「チームスターゼンを進化」 横田氏が社長就任 新体制発足、基盤強化へは食品新聞 WEB版(食品新聞社)で公開された投稿です。

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