“芋焼酎らしい芋焼酎” 愛好家に人気、業務用「芋屋波平」 苦境の料飲店に「恩返しを」 薩摩酒造

“芋焼酎らしい芋焼酎” 愛好家に人気、業務用「芋屋波平」 苦境の料飲店に「恩返しを」 薩摩酒造

“芋焼酎らしい芋焼酎” 愛好家に人気、業務用「芋屋波平」 苦境の料飲店に「恩返しを」 薩摩酒造の画像

「さつま白波」を主力とした白波シリーズや「神の河(かんのこ)」などで知られる薩摩酒造(本社・鹿児島県枕崎市、本坊愛一郎社長)の「芋屋波平」(900?、1.8?)が、焼酎愛好者の間で人気を博している。

同商品は鹿児島県産の採れたて新鮮な黄金千貫(さつまいも)を蒸し上げ、薩摩に伝わる黒瀬杜氏伝承の技で仕込んだ乙類25度の本格焼酎。濃醇かつトロッとした旨みで甘さを引き立たせた味わいが特徴となっている。

市場では近年、クセのない味付けやすっきりとした飲みやすさが求められる傾向にあり、いわゆる芋焼酎特有の芋臭さを感じられる商品がめっきり減少。そうした中、「芋焼酎らしい芋焼酎」が欲しいという要望が徐々に増えるようになったことが開発の背景。営業が消費者の意見を反映させて、17年10月に業務用商品として福岡エリア限定で発売開始した。

無ろ過製法の濁り仕上げによる旨み成分をアピールするため、透明瓶を使用しているのも特徴。瓶詰め後の紫外線の影響などの品質管理がデリケートなため、市販用として販売すると店頭に並んだ際に品質や味が劣化してしまう恐れがあり、業務用限定で展開している。

福岡支店では、業務用酒類卸には市販向けとして販売しない旨の覚書を交わす一方、料飲店には商品の品質管理の徹底をお願いする営業活動に地道に取り組んできた。

味や品質力の高さを裏付けるように、焼酎に厳しい福岡で瞬く間に浸透し好調な売れ行きとなった。昨年10月からは、同じく1.8?商品も上市し、こちらも堅調に推移している。

福岡支店の片平吉秀支店長は「コロナ禍でお得意先さまの多くが営業自粛を行わなければならず、『芋屋波平』も例年と比べると売れ行きは厳しかった。それでも昨年は新商品を発売することができた。緊急事態宣言が解除されたことを受けて、常日頃お世話になっているお得意先さまが活況となるべく、少しでも恩返しをしたい。『芋屋波平』がその一助となれるよう、引き続き販促に力を入れていきたい」と意気込みを語った。

薩摩酒造は1970年代後半に「6×4(ロクヨン)のお湯割り」「酔い醒めさわやか」などのキャッチコピーで、一躍全国ブランドとしての存在感を確立。「焼酎ブーム」の火付け役として知られる。

“芋焼酎らしい芋焼酎” 愛好家に人気、業務用「芋屋波平」 苦境の料飲店に「恩返しを」 薩摩酒造は食品新聞 WEB版(食品新聞社)で公開された投稿です。

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