チリポーク コロナ禍に安定供給継続 小売からも評価高まる

チリポーク コロナ禍に安定供給継続 小売からも評価高まる

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チリポーク(チリ食肉輸出協会)は3月29日、メディア向けにチリ豚肉産業の近況説明と試食会を実施した。

動画メッセージを寄せたホアン・カルロス・ドミンゲス会長は「新型コロナは私たちに大きな打撃を与え、厳しい1年となった。サプライチェーンを機能させ続け、世界の消費者ニーズに応えることは難題だったが、生産プロセスでは高い基準の安全性やバイオセキュリティを保ち、コロナ対策の導入にも役立った。これは労働者に安心感を与え、生産を継続して製品を届けることができた。日本が昨年再び2位の輸出先となったことをうれしく思っており、皆さまと一緒にお祝いしたい」とあいさつした。

生産量の大半が海外向けに販売されるチリ産豚肉。日本への輸出は1998年から続いている。海や山脈によって周囲と隔絶された自然環境を持つチリは、家畜の疾病リスクが少ないことも強みだ。

チリ産豚肉の輸入販売を手掛けるアンデス・アジア社の篠原大岳氏=写真=によれば、昨年4、5月頃には同国でも新型コロナ感染者が急増。一時は生産が滞ったという。「チリポークの供給責任を果たすため、製造ラインの従業員同士をカーテンで仕切ったり20人ずつグループに分けるなどして、万一感染が起こっても生産を続けられる態勢を構築。6月頃には前年並みの生産量に回復した」(篠原氏)。すでに第3波に見舞われているものの、対策徹底により今のところ問題は起きていないという。

日本市場では主に加工メーカー向けの原料と外食向けを主な販売先としてきたが、苦境に立たされる外食需要の落ち込みが目立つ中、昨年からはスーパー向けの販売も拡大。初めてチリポークを採用したバイヤーからは、実際に取り扱ってみると想った以上に好結果が得られたとの声が寄せられた。とくに価格や供給の安定感には評価が高いという。今後はECでの販売も強化していきたい考えだ。

この日はシェフのリカルド・ゴンザレス氏=同堰≠ノよる特別メニューの試食も実施。ゴンザレス氏は「チリポークは日本人に合う味なので、食べやすくおいしいという声をいただいている。日本の伝統的な家庭料理のメニューも作りやすいと思う。今後もこうしたイベントを通して、どうすればもっと召し上がっていただけるかを常に考えていきたい」と述べた。

チリポーク コロナ禍に安定供給継続 小売からも評価高まるは食品新聞 WEB版(食品新聞社)で公開された投稿です。

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