水を注ぐだけ「カレーライスセット」 CoCo壱番屋とコラボで画期的防災食 尾西食品

水を注ぐだけ「カレーライスセット」 CoCo壱番屋とコラボで画期的防災食 尾西食品

古澤紳一社長(尾西食品)と杉原一繁本部長(壱番屋)

防災食トップの尾西食品は7日、内外でカレーハウス「CoCo壱番屋」を展開する「壱番屋」とコラボレーションし、このほど新発売した同社監修による「CoCo壱番屋監修 尾西のカレーライスセット」の説明会を開催。尾西食品の古澤紳一社長と壱番屋の杉原一繁取締役SCM本部長が方針などを発表した。技術力を生かした両社により、アルファー米とカレーの組み合わせという画期的防災食が完成。合わせて社会課題解決に向けた防災非常食フードダイバーシティの取り組みなどについても説明した。

防災食マーケット(約220億円)の中心は米飯類で、中でもお湯や水を加えるだけで食べられるアルファー米が基幹部分を占め、1935年創業の尾西食品はアルファー米市場の半分以上のシェアを占めている。

同社が事業展開する上で大きな転機になったのが1995年の阪神・淡路大震災。ライフラインがすべてストップした中でアルファー米の評価が一気に高まり、自治体への採用が増加。アルファー米の存在が急速に高まった。

もう一つの転機は技術的な進化だ。阪神・淡路大震災の翌年(96年)にはスタンディングパウチ型のアルファー米の開発に成功。97年には賞味期限を5年に伸ばし、自治体への導入が加速。97年には日本で初めて宇宙食に採用され、同時期に洋食メニューとしてドライカレーやチキンライス、エビピラフを追加。13年のアレルギー対応商品や15年ハラル対応商品、携帯おにぎり発売など年ごとに進化し、19年UDF対応の介護食、おかゆ発売、昨年はハラル対応のナシゴレンも発売。今年度は壱番屋とのコラボが決定。今後は甘さを抑えた子ども用カレーの開発なども計画している。

パートナーとなった壱番屋は、外食展開とともにボランティア活動の一環として社員による福祉施設でのカレーの提供や移動販売車による被災地支援など社会貢献活動も実施。「今回、非常時でも日常でも誰にとっても美味しいカレーを食べて元気になってもらいたい」という両社の想いが結実し、コラボ商品の開発に至った。

商品は5年の長期保存が可能で、アレルギー物質28品目不使用、水を注ぐだけの簡単においしく簡単にカレーライスが食べられ、アルファー米の袋を食器代わりに使えるなどが特徴。災害に備えた行政・自治体の備蓄用以外に、家庭の備蓄用や登山、キャンプ、バーベキューなどアウトドアのさまざまなシーンで利用でき、非常時はもちろん登山・キャンプなど、いつでもどこでも「ココイチ」の味の雰囲気を楽しめるようになっている。販売先は全国のネット販売やカタログ販売など。

水を注ぐだけ「カレーライスセット」 CoCo壱番屋とコラボで画期的防災食 尾西食品は食品新聞 WEB版(食品新聞社)で公開された投稿です。

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