炭酸水 家飲み需要の増加で拡大 レモン・大容量・強炭酸に成長余地

お酒の割材などの家飲み需要の拡大と健康志向・リフレッシュニーズの高まりが背景。

サブカテゴリー別では、ボリュームゾーンのプレーンタイプが安定的に成長し、その上にレモンをはじめとするフレーバー炭酸水の大幅伸長が乗っかり全体として拡大傾向にある。

全国清涼飲料連合会の「2020年清涼飲料水生産数量及び生産者販売金額」によると、プレーン炭酸水は生産量が前年比0.6%増、生産者販売金額は1.3%減の445億300万円。一方、果汁・フレーバー入り炭酸水は生産量が15%増、生産者販売金額が10.9%増の354億5300万円を記録した。

昨年の成長の牽引役になった果汁・フレーバー入りは、ほぼほぼレモンフレーバーで占められる。

トップシェアの「ウィルキンソン」(アサヒ飲料)の中でも、とりわけ近年高い伸びを見せているのは「タンサン レモン」で、強炭酸とキレのあるレモンのさわやかな香りが受け入れられて20年に約1.3倍、1-3月も約1.3倍と好調に推移している。

「サントリー天然水スパークリングレモン」(サントリー食品インターナショナル)も高い伸びを見せ、過去最高の販売を記録した。

「キリンレモン無糖」(キリンビバレッジ)と「キレートレモン無糖スパークリング」(ポッカサッポロフード&ビバレッジ)
「キリンレモン無糖」(キリンビバレッジ)と「キレートレモン無糖スパークリング」(ポッカサッポロフード&ビバレッジ)

キリンビバレッジとポッカサッポロフード&ビバレッジの新規参入組も好調となり、引き続き注力していく。

キリンビバレッジは、4月20日にレモンフレーバーの炭酸水「キリンレモン無糖」をリニューアル発売。

中味は、レモンの香りを強化してレモンのさわやかさを一層楽しめる味わいへと進化し、従来と同じく瀬戸内レモンエキスと純水を使用して強炭酸で仕上げカロリーゼロ設計とした。

上白石萌歌さんを継続起用した新TVCMを放映して“あまくないのに、キリンレモンの味わいが楽しめる炭酸水”を訴求している。

ポッカサッポロフード&ビバレッジは、3月29日に「キレートレモン無糖スパークリング」をリニューアル発売した。

「キレートレモン無糖スパークリング」はリニューアルによって「よりレモン果汁感やリフレッシュ感が味わえる設計に磨きをかけた」(ポッカサッポロフード&ビバレッジ)。

同商品は、「キレートレモン無糖スパークリング」は、レモン1個分に相当する約30?の果汁を入れつつ無糖でカロリーゼロに仕立てた無糖果汁入りの微炭酸飲料。

昨年は、6月に期間限定で発売したところ、フレーバーだけでなくレモン果汁も使用した点が受け入れられて好調となった。今年はさらなる拡大を目指し期間限定ではなく通年商品として展開していく。

今後は大容量サイズや強炭酸を切り口にした商品の増加も予想される。

「ウィルキンソン」の中でもひときわ高い伸びをみせているのが1?サイズで、直近の1ー3月販売数量では約1.4倍を記録した。

これに追随するかのように「サントリー天然水スパークリング」もプレーンとレモンで1050?サイズを3月16日に新発売した。

強炭酸の新たな動きとしては、 コカ・コーラシステムが5月10日、日本コカ・コーラ史上最強の強炭酸水を謳った「アイシー・スパーク from カナダドライ」を新発売する。

炭酸水 家飲み需要の増加で拡大 レモン・大容量・強炭酸に成長余地は食品新聞 WEB版(食品新聞社)で公開された投稿です。

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