百貨店の味をバイク便で 高まる中食需要へ新サービス 松屋銀座

百貨店の味をバイク便で 高まる中食需要へ新サービス 松屋銀座

21日に実施したデモンストレーション(松屋銀座 グルメお届け便)

東京・銀座で百貨店を構える松屋銀座は、22日からバイク便でデパ地下やレストランの商品を届けるサービス「グルメお届け便」を、東京の一部地域で開始した。

コロナ禍以降、百貨店業界は厳しい状況で、多くの百貨店が19年水準を取り戻せておらず、食品通販などに活路を見いだす取り組みもみられる。

同店でも昨年からECショップを開設。中元・歳暮などのギフト商戦でもECに注力しており、今中元のECは前年比190%以上(速報値)で推移中だ。

今回のサービスは、緊急事態宣言で再び中食需要が高まることに加え、五輪開幕と重なり、自宅で観戦しながら食べるための配送ニーズの増加を見込んでの展開だ。

一般的な配送サービスでは、カテゴリーごとの専門店に注文することが多いが、このサービスでは松屋銀座の全21店、約70種類の総菜・弁当・生鮮品・レストランメニューを扱い、家族の好みに応じてさまざまなカテゴリーでの注文が可能だ。レストランでは受注してから調理し、出来立ての味を届けられる。

開店から16時までフリーコールで受注し、東京の中央区全域、江東区、港区、千代田区の一部に最短1時間で配送。詳細は同社Webサイトで案内しており、8月末まで送料半額サービスを実施する。

配送品質にもこだわった。Azit(アジット)社のオンデマンド配送プラットフォーム「CREW Express(クルーエクスプレス)」が担当。アジット社では、配達パートナーの登録に独自の審査を行い、研修なども実施。こだわりを持ってパートナーの選定を行っており、質の高いサービス展開を目指している。ワクチン接種後の医薬品や、PCR検査の検体の輸送なども手掛ける。

6月から先行展開した浅草店では週約30件の受注があり、リピート率が高く、客単価も約7千円と高めだ。町会や地元企業にアプローチを続け商機をつかみたい考えだ。

百貨店の味をバイク便で 高まる中食需要へ新サービス 松屋銀座は食品新聞 WEB版(食品新聞社)で公開された投稿です。

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