不二製油グループ オランダ・フードバレーに研究開発センター グローバルでオープンイノベーション推進

不二製油グループ オランダ・フードバレーに研究開発センター グローバルでオープンイノベーション推進

亀井リズ・GICEセンター長

不二製油グループ本社は、オランダ・フードバレー地域に、フジグローバルイノベーションセンターヨーロッパ(以下、GICE)を設立した。ヨーロッパ初の研究開発センターとして、研究開発のグローバル化、イノベーションエコシステムの発展など、グループ全体の研究開発を加速させる。

GICEは研究機関、大学、食品メーカー、食品ベンチャー企業など世界をリードするアグリフードビジネスが集積するオランダ・フードバレー地域に設立。9月には、その中心となるワーヘニンゲン大学キャンパス内にオフィスを開所し、フジヨーロッパアフリカBVのオープンイノベーションを担当する亀井リズ博士がセンター長に就任する。

不二製油グループは植物性油脂や業務用チョコレート事業など、グループ事業全体でPBSF(プラントベースドフードソリューション)の取り組みを強化している。今回、新たに食の最先端企業が集積する、オランダ・フードバレー地域にGICEを開設。オープンイノベーションを積極的に推進し、コンソーシアムや1対1のプロジェクトで学界や産業界のパートナーと協力することで、「持続可能な食素材の提供を通じて社会問題の解決に貢献する」グループ方針に沿った新技術の展開スピードを加速させる。

センター長に就任する亀井リズ博士は「オランダ・フードバレー地域とワーヘニンゲン大学は、当社が注力する持続可能な食品加工と植物性食品において最先端の技術開発に取り組んでいる。私たちはこれまで3年間にわたり、このイノベーションエコシステムに参加してきた。GICEを設立することで活動を拡大し、当社グループのイノベーションパートナー双方にメリットが生まれる。グループの成長と新規事業につながるイノベーション開発において最前線に立つことを目指している」とした。

また、不二製油グループ最高技術責任者(CTO)の木田氏は「当社は世界規模で展開している研究開発ネットワークの確立に取り組んできた。ヨーロッパ地区初となるグローバルイノベーションセンターは、この戦略を実現する上で重要な役割を担う」とコメントした。

不二製油グループ オランダ・フードバレーに研究開発センター グローバルでオープンイノベーション推進は食品新聞 WEB版(食品新聞社)で公開された投稿です。

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