規格外の枝豆をトッピング用に SDGsへさらに一歩 井村屋

三重県津市に本社を置く井村屋は、トッピングシリーズの新アイテムでSDGs「12番つくる責任 つかう責任」の観点から開発した「枝豆あんトッピング」を新発売した。原料に枝豆の名産地・秋田県大館市の朝採れ枝豆の規格外品を活用している。17日に井村屋グループの浅田剛夫会長と、商品開発で連携した秋田犬ツーリズム、大館市などが同市で会見を行った。

同シリーズは使いやすいチューブタイプで、定番の「つぶあんトッピング」はパンに塗ったり、菓子やアイスへのトッピングのしやすさからシリーズで年々売上げが拡大している。

「枝豆あんトッピング」(井村屋)
「枝豆あんトッピング」(井村屋)

新アイテムの「枝豆あんトッピング」は、秋田県産朝採れ枝豆を100%使用。朝収穫した枝豆の規格外品をその日のうちに加工した「ペースト」を使用した朝採れ枝豆の風味と粒感が特徴。販売は関東、東北、北海道、三重県の地域限定となる。

今回のコラボのつながりは秋田県大館市生まれの「忠犬ハチ公」にある。その飼い主で日本農業の近代化に貢献した上野英三郎博士は三重県津市出身で、東京で暮らした。帰らぬ主人を渋谷駅で待ち続けたハチ公の像は、渋谷駅以外に大館市、東京大学、津市にあることなどがコラボの背景にある。

浅田会長は「秋田の枝豆は個性がある。個性を生かしながら多くの人に食べてもらえる商品にするのが難しかった」と開発経緯を振り返り、トッピングに好適な食材として「トースト、だんご、もち、アイス」を挙げた。

内容量130g、税別270円。

規格外の枝豆をトッピング用に SDGsへさらに一歩 井村屋は食品新聞 WEB版(食品新聞社)で公開された投稿です。

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