レトルト食品でカロリーコントロール 大塚食品「マイサイズ」好調 コロナ禍で高まる健康意識が追い風

レトルト食品でカロリーコントロールなどができる大塚食品の「マイサイズ」ブランドは今期(12月期)、コロナ禍における健康意識の高まりを追い風に好調に推移している。

「マイサイズ」の最大の特徴は“おいしくカロリーコントロールできる”点にある。一部を除きカレーやどんぶりの具材を1食当たり100kcalに統一。これを150kcalのマイサイズのごはん「マンナンごはん」と組み合わせることで1食を250kcalにコントロールできるように仕立てられている。

2010年8月の発売開始以来、健康志向の高まりを受けて右肩上がりに成長し、その勢いがコロナで加速した。4月と5月をピークに、一時は出荷制限を余儀なくされるほど急激に引き合いが強まっていったという。

取材に応じた江藤晃嗣消費者商品事業部マイサイズ担当PMは「4月と5月はレトルト食品全体が巣ごもり消費で急伸する中、その後、『マイサイズ』においては6月以降も需要拡大が続いている。その要因としては、外出自粛時の運動不足でご自身の生活スタイルを見直す方が増加したとみており、実際にそのようなお声をお客さまから頂戴している」と説明する。

成長の牽引役はマイサイズのごはんで「15年に発売開始し16年以降、毎年二ケタで上昇し、コロナを機に勢いが加速している」と語る。コロナの影響が長期にわたるとの見通しも需要を押し上げているようだ。

新シリーズ「ソイミート」2品と「マンナンごはん」
新シリーズ「ソイミート」2品と「マンナンごはん」

「ウイズコロナ・アフターコロナを見据えて、運動不足による体調管理ということで『マイサイズ』の喫食頻度が増え、食生活を見直す一助になっている印象を受ける」という。

主要購買層は全体の6割を占める女性層。「有職の方や主婦を問わず日々忙しくされている方々にご購入いただいている傾向にあり、その中でカロリーコントロールできるものとして支持されているのだと思う。外出自粛で料理する機会が増えたことで“料理づかれ”も話題になっている」と述べる。

こうした中、現在強化しているのがアレンジレシピの提案。公式サイトでは社員考案のアレンジレシピと管理栄養士監修のアレンジレシピを公開し、「1人前が400kcal未満・塩分3g未満という条件を設けて『マイサイズ』を調味料として使ってもらえるように提案している」。

12月には公式サイトの大刷新を予定。アレンジレシピの分類方法に工夫を施し見やすくするなどして閲覧を促していく。なお、閲覧数は4月と5月が前年と比べて二ケタ増になるなど増加傾向にあるという。

最近では、SNSでオートミールと「マイサイズ」の組み合わせが話題になっていることなどに着目している。

秋冬の強化アイテムは、今春発売したもののコロナで思うようにマーケティング活動できなかった新シリーズ「ソイミート」2品(ビーフカレータイプ・ハッシュドビーフタイプ)で「『マイサイズ』の進化形として注力していく」考えだ。

江藤晃嗣氏(大塚食品)
江藤晃嗣氏(大塚食品)

同シリーズは具材感を強化した点が特徴。「“おいしくカロリーコントロール”の中で、いかにお客さまの満足度を高め続けてもらえるかが使命だと考えている。定番品へのご意見に耳を傾けると、具材感への物足りなさが上がってきた。しかし、牛肉を増やしてしまうとカロリーが上がってしまうため、ヘルシーな食材であるソイミートを採用した」と振り返る。

ソイミートは牛肉と比べて、たんぱく質はそのままに、カロリーは半減、脂質はかなり抑えられるという。

現在、「マイサイズ」は需要増に対応すべく22品を取り揃える。この中で、調剤薬局で展開する「マイサイズいいね!プラス」は、今秋からドラッグストアでも販売開始し、両チャネルでそれぞれ提案を強化していく。

コミュニケーション活動は「活動される際の健康維持に『マイサイズ』という解決方法があることを知ってもらい体験してもらう」との考えの下、デジタルでの発信に注力する。Webやアプリなどで、健康維持に関心のある層に向けて「ソイミート」シリーズをアピールしている。

レトルト食品でカロリーコントロール 大塚食品「マイサイズ」好調 コロナ禍で高まる健康意識が追い風は食品新聞(食品新聞社)で公開された投稿です。

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