BTC下落も職業大が「綱渡り生還」 ETHの明大も踏ん張る、いよいよ始動!?同志社大(第8節)【暗号通貨バトル Aグループ】

今週(2021年7月12日週)はビットコイン(BTC)が下落した。

そうしたなか、職業能力開発総合大学校のさっちんが、BTC下落の動きに機敏に対応して、しっかり利益を確保。イーサリアム(ETH)を保有する明治大学の城正人さんは、BTC につれて下げるETHを抱えて、じっとガマンを続ける。

BTCのレンジ相場の状況を注視してきた同志社大学のしがないトレーダーさんが、いよいよ始動するかもしれない。レンジ相場の底値狙いを考えているようだ。

■想定外! ついに含み益消滅か(明治大学 城正人さん)

◆ 今週の値動き
今週は市場全体的にパッとしない値動きでした。主要な通貨であるビットコインやイーサリアム価格も一方的にズルズルと下落を続けました。

それほど影響はなかったようですが、下落要因としてFRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長が「ステーブルコインを始めとする暗号通貨はデジタルドルがあれば必要ない」と発言したことが挙げられると考えられます。

ステーブルコインとは、米ドル連動型の暗号通貨を指し、中央銀行が発行すれば現状のドルをそのまま暗号通貨として利用できるという点でメリットがあります。中央銀行が勝手にお金を刷れるという、中央集権的な仕組みがいつまで続くのかわかりませんが、国際間の送金などである程度は需要があると思います。

私はここしばらくイーサリアムに投資し続けていましたが、今回のゆっくりとした下落によって、ついに買値を下回りました。

市場にはかなり割安感が漂っており、損切りまたは利益を確定するタイミングではないと考えます。しかし、市場が閑散としている雰囲気も同時に漂っており今後大きな上昇がどのタイミングで起きるのか、まったくわかりません。

そこで、この見立ても外れ、下落に向かった際の損切りポイントを先に定義しておこうと思います。

◆ 今後下落した際のポジション管理

Tradingviewより引用

イーサリアムの価格推移を分析するうえで重要だと考えられるポイントは大きく二つあると考えられます。

一つ目は2018年につけた高値の1400ドルです。画像では赤色で示していますが、2021年1月に上昇を始めてから1400ドルの高値を更新するのに1か月ほど要しており、それ以降はほとんど1400ドルを割らずに上昇しています。今回の下落においても支持線として機能するのではないでしょうか。

次に重要視されるであろう価格帯としては2000ドルです。2021年前半の上昇局面において先程述べた1400ドルの抵抗線を突破した後、2000ドルの抵抗線に阻まれなかなか上昇できていないことがチャートからわかります。

現状のイーサリアム価格は2000ドルの節目を割って推移していますが、直近の下げは1700ドル台までの下落に留まっており1400ドルの抵抗線を試しに行く展開とはなっていません。ただし、高値を切り下げながらのジリ下げという展開はあまり好ましいものではなく、どこまで下落が続くのかわからない状況です。ここはひとまず様子見で静観し、1400ドルを割るようであれば撤退します。

◆ まとめ
今回はイーサリアムの今後の価格推移を中心に解説してみました。これまでの取引できちんとシナリオを作っておらず、利益を出せていなかったので今後の取引に生かしていこうと思います。もちろんあくまで一つのシナリオですから市場の状況が急激に変化した際には柔軟に対応したいと思います。

総資産は、1万318円(7563円=0.035ETH、現金2755円)
取引なし

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
7月20日にイーサリアムは4度目の1700ドル前半で反発しました。そこではしっかりとした買い手がいそうです。8月前半にロンドンアップデートを控えている他、5月10日に米国の資産管理会社のヴァンエック(VanEck)が、米国で初めてのイーサリアムETFの申請を米証券取引委員会に提出しています。ここ最近、ビットコインよりも反発力があることから、ETFの申請が許可されると戻りも強くなりそうです。
さらに、7月22日の暗号通貨のカンファレンスでテスラ社のイーロンマスクCEOが イーサリアムの保有を明らかにしたことでしっかりした値動きとなりつつあります。

保有する暗号通貨    イーサリアム
前週からの損益    マイナス539円
7月16日現在        1万318円

明治大学 城正人(じょう まさと)
明治大学 城正人(じょう まさと) 経営学部2年。明治大学投資サークルBreakouts!に所属。暗号資産が今後の社会に与える影響に魅力を感じ手当たりしだい勉強中。これまで暗号資産のトレード経験はほぼなくETH(イーサリアム)ガチホを続けてきました。ポテンシャル、技術の面を中心にそれぞれの通貨の特徴を見極めて投資していきたいと思います。

■綱渡り生還!一歩先は崖!(職業大学校 さっちん)

みなさん、おはようございます。さっちんです。

さて今回、暗号資産の取引結果は合計で154円の利益となりました。

7月10日にビットコイン(BTC)を、1BTC=373万3450円の時に9333円分を購入しました。12日の1BTC=379万5000円の時点ですべて売却。9487円になりました。

先週、ハッシュレートが上昇しているため売却は必要ないと予想していましたが、予想に反して落ちる流れが加速してこれから下降していくようになりました。そのため、下落する前に売却をしました。

その後18日までに340万円台まで下落し、上昇の傾向がまだ弱い状況になっているため購入ができません。一応320万円で指値を出していますが、状況によって指値を変えていきたいと考えています。

今週の注目したニュースはビットコインを法定通貨にしたエルサルバドルが独自のデジタル通貨を発行する可能性が示されたことです。

金本位制からビットコイン本位制となる時代の幕開けとなるのかならないのか、わからないですが早い段階でプロジェクトを進めてきているなと思いました。日本もまたデジタル通貨の開発をしていますし、中国人民銀行からデジタル人民元のホワイトペーパーも発表され、よりデジタル通貨の波が大きくなってきました。

中国はすでに132万か所で実証実験も行われ、トップを走っています。差は大きいですがエルサルバドルが急ピッチで追い越さんとしているのが見えて面白いです。月面着陸を争っていた旧ソ連とアメリカの戦いを思い出しながら見てみると裏ではどんなせめぎ合いが行われていたのか、自分が生きているうちにわかればいいなと思います。

では、また来週!

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
キャッシュレスが騒がれてからまだ浅いですが、中国や北欧ではすでにキャッシュレスが主流となっており、現金を使う人が劇的に減っています。しかし、キャッシュレスで利用されている決済手段は国ではなく企業のモノのため、シュアを取った企業が圧倒的有利であり、そして国際関では利用できません。そのため、法定通貨をデジタル化する必要があるのでしょう。フェイスブックのリブラが近いものをつくろうとしたものの、政府に止められ中国が最先端を走ることとなりました。5月6月と、仮想通貨の禁止を行ってきた背景には、もしかしたらデジタル人民元のリリースが間近に迫っているのではないかと期待させてくれます。毎年、中国では悪いニュースも明るいニュースも出てくるため、次に相場を盛り上げてくれるのは中国になるかもしれませんね。

前週からの損益     プラス154円
7月16日現在        1万518円

職業能力開発総合大学校 さっちん
職業能力開発総合大学校 さっちん 職業能力開発総合大学校 電気専攻4年。どうも、おはようございます。2020年度も参加させていただきました。今年度は、みなさんが朝からフフッて笑える取引を目指していきたいと思います。応援のほどよろしくお願いします。

■レンジ相場の底値買い、アリかも!?(同志社大学 しがないトレーダー)

◆ 今週の気になったニュース
今週のビットコイン(BTC)は下落の1週間だった。ビットコインは、7月12日の最高値3万4500ドルほどから、16日の最安値3万1000ドルほどまで、約10%の下落を見せた。ビットコインがなぜこれほど下落したのか、説明したいと考える。

下落の始まりは、12日のイギリス決済のソリューションプロバイダー Clear Junctionの暗号資産取引所、バイナンスへのサービス停止を発表したことである。詳しくは、GBP(英ポンド)とEUR(ユーロ)の入出金停止の発表であった。その理由としては、FCA(金融行動監視機構)が、英国でバイナンスが規制されていない取引所だとして注意喚起しているからである。

13日には、市場予想を上回る米国の6月の消費者物価指数(CPI)の上昇が原因であった。消費者物価指数は2008年8月以降、コア指数は1991年9月以降で最も高い伸びとなったことにより、米株先物取引が急落し、それに付随する形でビットコインも下落した。

また、14日も中国の安徽省が暗号通貨のマイニングを全面的に禁止する方針を発表したことにより、3万1500ドル付近まで続落した。

15日には、Wisdom Treeのビットコイン上場投資信託(ETF)の承認判断の延期や、イタリアの証券取引規制当局がバイナンスに対して、国内での運営権限がないと警告を発したことにより3万1000ドル付近まで暴落した。

米SEC(証券取引委員会)は、6月初めにWisdomTreeとCboeが申請するビットコインの上場投資信託に対して、7月に延期すると判断していたが、またもや延期した。

◆ 今週の取引
依然として、ビットコインはレンジ相場であるので、取引をしていない。しかし、このレンジ相場がずうっと続くようであるなら、レンジの底値で買うのもアリなのではないかと思う。現在は悪材料ばかりであるが、好材料が出た場合、スイングで買うことを視野に入れている。

◆ 今後の考察
私が一番注目しているニュースは、バイナンスが複数国の当局から受けている警告である。バイナンスは直近、6か国で無登録による運営などで警告を受けており、取引所の危機とも言える状態である。これらの規制は、今後も厳しくなると予想しており、それによる暗号通貨全体の下落も考えられる。
好材料として期待しているのは、イーサリアム(ETH)の大型アップデートである。ガス代の削減や供給面への変化による価格上昇を期待している。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス

バイナンスはかつてないほどの規制を受けており、少し前まで売買代金のシェアが20%近くあったものが10%ほどにまで低下しました。相場の低迷もあり、バイナンスから他の交換業者に移動させずに現金化しているようで、売買代金は先細りとなっています。
2019年以降の相場を振り返ってみると、相場の低迷期は3か月ほどでした。そのため、8月末までは厳しい状況が続くかもしれません。しかし、8月末からビットコインETFの承認可否の判断を決める日が続いています。ビットコインETFのカナダ上場やカストディアンの増加、取引所や法律面の整備やビットコインの資産性の向上などの観点から、今年は承認される可能性が非常に高いと感じています。

前週からの損益  プラス・マイナスゼロ
7月16日現在           1万円

同志社大学 しがないトレーダー
同志社大学 しがないトレーダー 同志社大学法学部2年。茶道部に入っており、趣味は読書と映画鑑賞。父親の影響もあり、幼いころから投資への関心が強く、2017年から暗号通貨市場に興味を持つ。夢は、積立投資で早期リタイヤし、やりたいことをして幸せに生きること。トレード自体は始めたばかりなので、初心者。半年間で暗号通貨を知り尽くすのが目標。

◆ 大学対抗 1万円からはじめる暗号通貨バトルのルール
・元本は1万円です。
・投資する暗号通貨の選定は自由です。ただし、国内で購入できる暗号通貨に限ります。
・レバレッジは、かけられません。
・20%を超えて下げた場合は、強制的に取引を停止(ロスカット)します。
・元本割れは1回まで。リベンジ(再投資)可能ですが、2度、資産(合計で2万円分)を失った場合は、その時点でリタイアとなります。
・順位は、11月26日時点の運用損益で決めます。

学生投資連合USIC

「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
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