50代、「残業は当たり前」 昭和脳から抜け出す方法【ひろ子ママの教訓 その70】

きょうは、50代管理職のTさんです。

「会社全体でも、『働き方改革』によって残業時間に対する意識は高まっていますが、実際、私は会議などが終わって、それからようやく自分の仕事時間がはじまります。そうすると、結局は自分の仕事が時間内に終わらず、残業してしまっています。今は、在宅勤務中ですが、恥ずかしながら『残業は当たり前』な生活をしていて、なかなか昭和脳というのか、昭和の時代の考え方から抜け出せていませんね」

■「頑張ることが美学」だと思ってしまう

特に昭和の時代には「残業は当たり前」「遅くまで仕事を頑張ることが美学」だと、残業している人は「頑張っている人」「責任感が強い人」というようなプラスのイメージがありました。

時代は平成、令和と変わり「働き方改革」の進展で、残業に対する考え方、意識が変わりつつありますが、Tさんは一気に意識を変えることは難しいのではないでしょうか。

「そうですね。仕事を残すことに対しても罪悪感を持ちますし、楽をしてはいけないと、思ってしまうんですよね」(Tさん)

Tさんのように、日本人は「一生懸命努力しなければいけない」「苦労してからこそ成功できる」と無意識に「頑張ることこそ美学」だと思ってしまう傾向が強いため、「?しなくてはいけない」と頑張り過ぎてしまうことが多いのです。「成果が出ないから......。結果を出すためには......。もっと頑張る」と、ある意味、頑張ることに依存してしまうのです。

■仕事で結果を出すためには...... と考えてみる

残業を続けると体調面にも影響はあります。夜遅くまで残業や徹夜して、朝起きるのが辛くなって、仕事でも本調子が出ない、そんな悪循環も起こってしまいます。Tさんの仕事の目的は遅くまで仕事をすることではなく、あくまでも結果を出すことですよね?

「そうです」(Tさん)

ではぜひ、Tさん考え方を変えてみましょう。

夜中でもすぐにメールやチャットの返信をする人もいますが、Tさんはどんなタイプですか? まさか、夜中でもすぐに返信してるなんてことはないですよね。

「えっ。すぐに返信してますよ。ダメですか」(Tさん)

ええ。いいとは言えないですよ。Tさんが夜中でもすぐに返信することで、Tさんの部下たちにも、Tさんの行動が遺伝してしまいます。社会が「働き方改革」と言っていたとしても、やっぱり影響を受けるのは身近な職場、上司の働き方からなのです。

■「やらないこと」を決める

Tさんもまずは、「残業は当たり前」という昭和脳から抜け出すためには、やるべきことについて考えるのではなく、「やらないこと」を決めることから始めましょう。

たとえば......。

・20時以降は返信をしない
・20時以降はパソコンを閉じる

やってみると、最初は「やらない」ことに罪悪感を感じてスッキリしないと思います。しかし、昭和脳から抜け出すにはやってみないと変わりません。上司は「働き方改革」を推進する立場でもあると思いますので、「20時以降は本当に緊急の要件しか返信しない」と部下にも伝えて、部署全体に浸透させていくのもTさんの責任です。

「残業しない代わりに、仕事が残っていても仕方がない」というわけではありません。残業しなくても、従来の仕事を完了させると考えるのです。

たとえば1日にやるべきことをリスト化することで、「次は何の仕事をしようかな」「あれ? 何か頼まれていた仕事があったけどなんだったけ?」と考える時間が省けます。考えるという時間のロスを防ぐことで、その時間で一つ仕事が片付いてしまうこともあるかもしれませんよね。

また、やることリストを完了させることで、仕事が片付いたという達成感を味わうことができます。「遅くまで頑張って仕事をしなきゃ」という苦しさよりも、「早く仕事を終わらすことができた」という達成感の方が精神的にも良いですよね。

Tさん「残業は当たり前」という昭和脳から抜け出すためには、「頑張ることに対する」依存から抜け出して、時間内にやり切ったという達成感をぜひ目指してみましょう。(ひろ子ママ)

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