「二刀流」から「ユニコーン」へ! 歴史を変えるこの瞬間、大谷翔平選手を「ドヤ顔英語」で語ろう(井津川倫子)

米大リーグ、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手に、輝きが戻ってきました!

先日、10試合ぶりとなる45号ソロを放ってトップに1本差と迫り、日本人選手としては初となる本塁打王争いに改めて参戦。投手としても9勝を挙げていて、ベーブ・ルース以来103年ぶりとなる「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」の偉業達成にもリーチがかかっています。

早くも今シーズンの「MVP(最優秀選手)間違いなし」の声が高まるなか、歴史を動かす「世界のオオタニ」を、英語で語ってみましょう。

■野球界を超えた「二刀流のスーパースター」

大谷翔平選手のバットに快音が戻ってきました。残り試合が少なくなり、タイトルレースが終盤を迎えるなかでの大谷選手の「復活」に、日米のメディアも大興奮。それでは、大谷選手の活躍を伝える英語表現をいくつかご紹介しましょう。

◆ hit homerun:ホームランを打つ

Ohtani hit 45th homerun
(大谷選手が45号ホームランを打った)

「ホームランを打つ」は、「hit」(ヒット、打つ)という動詞を使うのが一番シンプルです。まずはこの基本文を覚えましょう。「45号」を「No.45」と表している記事もありました。基本文の後ろに文章を加えると、伝える情報が深まります。

「基本文+後ろに文章」が英語のルールです。

Ohtani hit 45th homerun and his first in 10 games
(大谷選手が10試合ぶりに45号ホームランを打った)
first in 10 games:10試合で初めて、10試合ぶりに

Ohtani hit 45th homerun and one behind in the homerun title race
(大谷選手が45号ホームランを打ち、本塁打王争いでトップに1本差)
one behind:一本差、一本下回る
homerun title race:本塁打王争い

◆ two-way:二刀流

大谷選手の「代名詞」は、何と言っても「二刀流」です。今シーズンは打者としても投手としても超一流の活躍をしていますから、「二刀流」は海外メディアもにぎわせています。

Two-way superstar Shohei Ohtani to pitch Sunday
(二刀流のスター大谷翔平選手は日曜日に登板予定)
pitch:投げる、登板する

The Los Angeles Angels two-way star Shohei Ohtani is on Time Magazine's list of the 100 Most Influential People of 2021
(ロサンゼルス・エンゼルスの二刀流スター大谷翔平選手が、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた)

米国の有力誌「タイム」は毎年「世界で最も影響力のある100人」を選出していますが、なんと先日発表された「2021年の100人」に、大谷翔平選手が選ばれました! 各国を代表する政財界の大物が名を連ねるなかで27歳の日本人大リーガーが選ばれたのは、大谷選手の活躍が野球界だけでなく、世界に認められた証拠でしょう。

そういえば、気がついたら大谷選手の「代名詞」も、この1年で「two-way」(二刀流)から「two-way superstar」(二刀流のスーパースター)に変わっていました。大谷選手の才能が一気に花開いたようです。

■二度と見られない「オオタニの奇跡」に注目

それにしても、大谷選手の超人ぶりはメディアを虜にしているようです。早くも今シーズンのMVP(最優秀選手)最有力候補として大谷選手の名前が挙がるなど、興奮ぎみの報道が目立ってきました

Ohtani is only one choice for MVP
(大谷選手は唯一のMVP候補だ)
MVP: 最優秀選手、Most Valuable Playerの略

Ohtani is a unicorn
(大谷選手は伝説の動物「ユニコーン」だ)

ユニコーンは西洋の伝説上の動物で、「一角獣」とも訳されます。大谷選手は希少性や人類を超える可能性の象徴として、チームメイトやメディアから「ユニコーン」に例えられているようです。

確かに、大谷選手に関しては、人間離れしたアスリートとしての記録だけではなく、笑顔を絶やさない態度や真摯に野球に取り組む姿勢といった「人間性」が現地でも絶賛されています。すべての面において「人類」を超えた「ユニコーン」だと称賛されているのでしょう。

じつは、「ユニコーン」のような誰にでも通じる「例え」はとても便利です。西洋の人々や英語を使う人には「オオタニはユニコーンだ」と言うだけで、「オオタニのすごさ」が通じるからです。覚えておくと便利な表現です。

エンゼルスのマイケル・ガイエゴコーチは、大谷の活躍について次のようにコメントしています。

What he's doing this year you will never see again.
(彼が今年成し遂げていることを、二度と見ることができないだろう)

来シーズン以降も大谷選手の活躍に期待をしつつ、今シーズンの「人間離れ」した業績はしっかりと記憶にとどめておきたいところ。大谷選手が「Japanese two-way star」(日本人の二刀流スター)と紹介されるたびに、ひそかに日本人としての誇りを感じる人も多いことでしょう。

過度の愛国心を煽るつもりはありませんが、大谷選手に限っては日本人であることに誇りを持って、堂々と「ドヤ顔」をして、英語で語ってみませんか?(井津川倫子)

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