50代の転職は「大企業出身」が通用するほど甘くない! 大事なのは「人柄のよさ」です【ひろ子ママの教訓 その78】

きょうは、大企業にお勤めの50代のKさんがいらっしゃっています。

「新卒から今の会社に入って、かれこれ30年経ちました。今の会社しか知らないので、他の会社を見てみたい、体験したい気持ちもあって、10年くらいから何となく『転職』という言葉が頭にはよぎっています。とはいえ、コロナ禍で転職市場も大変だと思うので、結局動けないんですよね。自分の人生を後悔しないように、動いてはみたい気持ちはあるのですが......」

■まだ会社を辞めちゃいけませんよ!

迷っていても仕方ないからと、勢いで退職するのは辞めておきましょう!

50代の転職はすぐには決まらないもの。大企業出身者だとしても苦戦することは大前提だと思っておきましょう。なので、「退路を断つ」ために先に退職してしまうのは一番やってはいけないことです。

3か月、6か月......。次の転職先が決まらないということもあり得る話です。早期希望退職に応募して上乗せした退職金をもらっていたとしても、使ってしまったら元も子もありませんよね。

勢いで会社を辞めていいのは(理由によりますけど)30代までにしておきましょう。転職するならば、辞表を出す前に、次の転職先を見つけることが大事です。もし、退職後に転職活動する際に、次の仕事が決まるまでの空白期間について、明確な理由がなければ「この人、転職活動で苦戦しているんだな」と印象を相手の企業にも持たれてしまいます。年収も低めに提示されてしまうこともあるので気をつけましょう。

大企業での経験はプラスになる部分もあれば、マイナスとしてとらえられる部分があります。特に「人柄のよさ」は年齢に関係なく、重要なポイントになります。入社したら、一緒に働くことになるので「既存の社員とうまくやっていけるかどうか」など採用担当が見ているポイントです。

大企業の転職で多いタイプは......。

・プライドが高そう
・前のやり方を押し付けそう
・役職にこだわっている

......。

なんだか、どんなにスキルや経験があっていくら優秀だったとしても、面倒臭そうですよね。一緒に働く中で、扱いにくそうとか、場の空気を乱しそうとか思われてしまったら、採用されません。

■「これは自分の仕事ではない」なんて言ったら、居場所を失うかも

そういう人は、もし面接で採用担当者に気づかれなく転職できたとしても、結局は居心地が悪くなって、

「前の会社続けたほうが良かった」
「転職しなかった方が良かったな」

と思ってしまい、また次の職場を求めて......。そんな残念なことになるかもしれません。

また、こんな人もどうでしょう? 入社してすぐに

「前の会社ではどうだった」
「このやり方よりも、前の会社のやり方のほうが効率がいい」

などと、自分のやり方を通そうとして、既存の社員とぶつかってしまう可能性もあります。

もともと年齢の差というギャップがあるところに、さらに嫌われたら居場所がなくなってしまいます。まずは、自分から相手に歩み寄って信用・信頼を得るところから始めてみましょう。大企業の常識は中小企業には通用しないことはたくさんあります。

「郷にいれば郷に従え」と言いますが、まずはその会社のやり方を知ることが大事ですね。

中小企業やベンチャー企業は、大企業と規模も違いますし、仕事も細分化されていないこともあります。大企業の出身者は「えっ、営業が、人事がこんなことをやるの」と思う仕事もあるかもしれません。

特にベンチャー企業は、社長自らプレイヤーとして動くこともありますし、「これは自分がやるべき仕事じゃない」なんて言っていられません。

「この仕事はやったことがないからやりたくない」

と言っていたら、仕事がなくなって居場所がなくなってしまいます。

Kさん、大企業から転職するならば「やったことないことも挑戦する」そんな意気込みが必要です。50代だからと、あぐらをかいてはいられませんね。(ひろ子ママ)

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