自動車はいつ買うと得する? 温泉にかかる税金ってなんなの??【尾藤克之のオススメ】

年の瀬に入り、そろそろ年末調整の時期だと考えているアナタ。でも、「よくわからない」「税金のことは、だれも教えてくれない」と嘆いている人に朗報です。元国税局・国税専門官「税金のプロ」が徹底解説する節税本が出版されました。

私たちの生活に税金は深く関係しています。しかし、学校でも会社でも、その制度や仕組みについてきちんと教えてくれることはありません。税金のことを知らないままでいると気づかないうちにいろいろなことを損してしまいます。

・「年末調整」ってなにをしているの? ――
・「ふるさと納税」ってやったほうがいいの? ――
・生命保険に入ったりすると税金が安くなるってホント? ――
・薬局で薬を買えば、節税できる? ――
・「副業」って税金からバレるって聞いたけど? ――

もし、このような疑問を抱いていたらぜひ本書をお読みください。解説のヒントが見つかるはずです。

「イラスト図解 絶対トクする! 節税の全ワザ」(小林義崇著)きずな出版

■自動車はいつ買うのがいいの?

クルマの購入は4月2日にすべきだと、著者の小林義崇さんは解説します。自動車を所有すると、車検代やガソリン代などの維持費がかかりますが、税金も少なくない負担になります。自動車税を考えるなら、4月2日がベターなのです。

クルマにかかる税金はいくつかありますが、毎年支払いが必要なのが自動車税です。これは4月1日時点の所有者に毎年課せられる地方税で、都道府県に納めるものです。

軽自動車の所有者には、自動車税ではなく軽自動車税が課せられますが、基本的に自動車税と同じしくみです。ポイントは「4月1日」が基準日だという点。4月2日にクルマを買えば、ほぼ1年間は自動車税を払わずに済ませることができます。

自動車税の金額は「総排気量」にしたがって上がり、用途(自家用・営業用)によっても負担が変わります。参考までに、2019年10月1日以後に初回新規登録を受けたクルマなら、従来より自動車税が軽減されます。

一部の環境配慮車(電気自動車やハイブリッドカーなど)は、グリーン化特例という自動車税の軽減措置があります。この特例は自動車の燃費性能などに応じて自動車税を引き下げるもので、基準に達していれば50〜75%もの税負担が抑えられます。

グリーン化特例の導入にともなって、初回新規登録から13年を経過したクルマについては、自動車税が15%上乗せされる重課というしくみも導入されています。クルマを買う、あるいは売るときは、燃費性能や経過年数をチェックしましょう。

■温泉にかかる税金ってなに?

温泉に入る人には入湯税がかかります。温泉を使った入浴施設に入ったときは、入湯税が地方ではかかります。入湯税は、温泉に入ったお客さんに代わって、施設の経営者が市町村に納めるしくみになっています。そのため、宿泊料などといっしょに入湯税の支払いを求められるのが一般的です。

気がついたら徴収されている入湯税。旅行サイトなどを検索すると温泉宿には入湯税の記載があります。法律上は「1人1日150円」を標準としていますが金額は、市町村によってさまざま。宿泊と日帰り客とで金額が変わったり、子どもは免除されたり...... といったケースがあるのでわかりにくいのです。

しかし、この入湯税、積もってくると大きな額になります。参考までに、日本温泉協会によると、入湯税1位は神奈川県箱根町です。2018年度の入湯税として約7億円の収入を得ています。1日150円という少額の税金ながら侮れません。

本書では税金のことをまったく知らない人に向けて、でやさしく、わかりやすく、日本の税金の全体像と、個人ができる節税ワザがまとめられています。年末年始、出費が多いと嘆く前に一読することをオススメします。(尾藤克之)

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