「いい人」として、これからも生きるの!? 「ギバー」のための疲れない生き方とは【ひろ子ママの教訓 その95】

きょうは50代のNさんがいらっしゃっています。

「昔から誰に対しても『いい人』でいたいという気持ちが強く、ギブアンドテイクのギブギブギブをやってきたつもりです。悪く言えば八方美人ですけどね。もちろん、感謝されることもありますし、人から気にかけてもらえるなど、いいこともたくさんありましたが、どちらかと言えば、疲れることも多かったかなと思います。これから会社以外の生活の場も広がっていくとして、ギバーとしてやっていくのは、どうなのかなと感じ始めたところです。」

■人は3つのタイプに分かれる!

アダム・グラントの著者『GIVE &TAKE「与える人」こそ成功する時代』に書かれていますが、人は状況によって3つの顔を使い分けているそうです。

・ギバー
他人中心で相手に対して「自分は何ができるか」を考えながら行動する人。

・テイカー
自分中心で「自分の利益を優先して」考えて行動する人。

・マッチャー
ギバーとテイカーの中間。公平な関係性という考えのもとで行動する人です。相手に何かをしてもらったら返しますが、与えられなければ与えません。相手と自分との間で損得のバランスを考えます。まさに、一般的な「ギブアンドテイク」がこれにあたります。

ギバーは相手に与えることで、相手からの信頼を得て、成功をおさめるケースが多いと言われています。ギバーから与えられた人は、ギバーに好意を抱いて、まわりに集まってくるんですね。そしてギバーには自然とチャンスが集まって、与えたものよりも多くの利益を受け取ることができるのです。心豊かに生きるためにはギバーとして生きることが最適と言えるでしょう。

■「成功する人」と「疲れてしまう人」...その分かれ目は?

しかしながら、ギバーは必ずしも、全員が幸せとは限りません。ギバーは「成功する人」と「疲れてしまう人」の2つに分かれます。ギバーなのに、疲れたとかつらいとか感じている人は、疲れてしまうギバーにあたるでしょう。

・成功するギバー
他人に与えることだけを目的としていません。他人の利益と自分の利益を同時に考え、お互いウィンウィンの関係を目指しています。

・疲れてしまうギバー
自己犠牲のもとで与え続けるギバーです。与える喜びだけを大切にしています。他人のことを優先してしまうため自分のことが後回しになってしまいます。

自分の仕事を後回しにして、他人の仕事を率先して手伝っていることなど、Nさんは「疲れてしまうギバー」に当てはまっているかと思います。このままだと、ギバーでいることが辛くなってくるかもしれません。ギバーを辞めるのではなく、疲れてしまうギバーからの脱出を考えてみましょう。

■疲れてしまうギバーから脱却するには?

疲れてしまうギバーから脱却するにはギバーとしての行動を変えることです。

・自分のことを大切にする
人を大切にするだけでなく、自分のことも大切にしましょう。他人だけでなく、自分の幸せを同時に考えてみましょう。与えても疲れてしまう相手とは距離をおき、自分にとって大切な人に絞ってギブしてみてはいかがでしょう。

・自分の目標達成も考える
他人中心ではなく、自分の目標を達成することを中心に考えましょう。幸せなギバーは他人と自分の利益を同時に考えられる人です。Nさんは得をしてもいいんですよ! もらえるのが当たり前と思っているテイカーのような人に、ギブしないと決めるのもいいと思います。チャンスをうまく掴んでいる人は、誰にでも与えるということはしていません。与える人の見極めも大事です。

■会社以外の場でもギバーとして過ごすために

会社から離れると、生活の中心が「仕事」ではなくなってきます。会社以外の場でもギバーとして過ごしていくにも、無理しないことがポイントです。

無理なくできることとして、買い物やお店に入った際に、にっこりと「こんにちは」「ありがとうございます」からはじめてみましょう。飲食店だったら「ごちそうさまでした」「美味しかったです」などですね。

お店の方も嬉しい気分になるでしょうし、何度か通うとお店の人から声をかけてくれるようになるでしょう。そのうち、常連さんとして「おまけ」をもらえることもあるかもしれません。とくに、自分の生活圏内を過ごしやすい空間にするために、有効的なことだと思います。ぜひNさん、会社以外の場でも無理しないことを心がけてギバーとして過ごしてみましょう。自分自身を大切にしてくださいね。

(ひろ子ママ)

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