【100万円増額計画】見えた? 1ドル=150円! 北大はドル買い!【FX大学対抗戦 第7節】

米ドル円相場は1ドル=140円台を目前に迫っている。この流れに、北海道大学の金融研究会はコツコツと利益を積み上げた。一橋大学のチームMegisは越週して保有しているユーロドルを売り、プラスを確保。米ドル/スイスフランにもチャレンジ。トップを走る同志社大学を追う。

同志社大学の岩瀬颯汰さんは、ノルウェークローネ円を損切り。マイナー通貨の情報収集の難しさを吐露する。しかし、そんな躓きをユーロドル、ドル円取引でカバーするあたりはさすがだ。

■1米ドル=139円にビックリ!(北大金融研究会)

こんにちは。今週(7月11日週)はまさかのドル円が1ドル=139円に突入しました。正直、ここまで早くこんなに円が暴落するとは思っていませんでした。ひと月くらい前は140円いくかもね(笑)みたいに言っていましたが、もう冗談ではないですね。

というか、1ドル=150円も見えてきました。150円といったら、それこそバブル経済開始直前くらいでしょうか。この金額でドル買いに突っ走るのは怖いですが、逆張りできるような根拠もない状態なので、ドルの暴落にビビりながらもドルに買いを入れていくしかないなあと、思っています。

◆ 今週の取引

今週のビックイベントは、選挙結果とCPI(消費者物価指数)の発表ですね。CPIは相当高かったですね。木曜に円が暴落したのは、米国の利上げ読みなんでしょうか?

参院選は自民党の大勝でした。金融緩和はそのまま続行しそうですし、まあどちらかといえば円売りになりそうかなぁと思い、7月11日(月)朝にドルに買いを長期で入れました。予想が当たったのかはわかりませんが、円安が進んだので、それなりに稼ぐことができました。

その後、木曜日に一日で2円も円が暴落しました。円がどうやら暴落しているぞと気付いたのは授業の合間で、すでに1ドル=138円を突破していたのです。短時間ではまだ上がるのか、反転するのか判断できなかったので、放置して授業終わりにまた見ると、まさかの139円突破。あれはびっくりしました......。

とはいえ、何にしても一日で3円上がるわけはないと思い、損切ラインを甘めに設定し、少し売りを入れました。存外、円が売られ過ぎということで大量の買戻しの動きがあるかな? と思いましたがそういうこともなく、139円前後でとどまっていたので、利益はプラス3000円程度に収まりました。

kaisha_20220720174555.png

前週からの損益   プラス2万1480円
6月18日現在      103万2240円

◆ ゆかてぃんのワンポイントアドバイス
7月10日(日)に参院選・開票があり、11日(月)の朝から自民党の勝利によってアベノミクス政策など変更がないことが織り込まれて円安に動いたというのは確かに根拠としてありえますね。
トレード成績を見ると、以前よりロット数が減って利益はしっかり伸ばして損切りは期待利益よりは早めに切れるように意識されているのがわかります。
前よりはスキャルピングや短めのデイトレとかだったと思いますが、今回のやり方で利益が伸ばせているので、今のやり方が合っているのかなとも思います。
思ったより軌道修正が早く、先週しっかりとトレードを見つめなおして徹底した結果だと思うので、大変素晴らしいです。ふつうだとルールを決めても、つい慢心からそれを破ってしまって勝てなくなるということが多々ありますが、ぜひ今後もこの調子で焦らず頑張ってください!

不破 拓人(ふわ・ひろと)
不破 拓人(ふわ・ひろと) 北海道大学農学部3年生
Xトレードは初挑戦。今まではファンダメンタルを基礎とした株式投資を行っていました。今回のFX大学対抗戦では、せっかくのデモトレードということで、テクニカル分析にも挑戦したいです。趣味は映画観賞。最近観た映画の中では「ドライブ・マイ・カー」が推し。
小松 柊太(こまつ・しゅうた)
小松 柊太(こまつ・しゅうた) 北海道大学教育学部3年
北大金融研究会(HFAC)所属。投資は積立投信から始め、半年ほど経つ。FXは試しにかじってみたものの1500円の損失を出し、情報の大切さと難しさを体感。今回、もう少しチャレンジしてみることにした。趣味は旅行、写真など浅く広く。プロフィール写真は今年2月に訪問した納沙布岬。
?北大金融研究会

■思い切って利益確定する!(一橋大学 チームMegis)

同志社大学の岩瀬颯汰さんが早くも200万円に近づくようすを見ると、ただただ感嘆するのみです。我々は最初の週だけは調子よくいったものの、以後はあまりパッとしない結果となっています。

その原因をよく考えてみると、もちろん選ぶ通貨ペアの動向の善し悪しも影響してきていますが、やはり利益確定のタイミングが下手なことが大きく影響していると思われます。

損切りは案外、思い切って行うことができるようになり、そこまで大きな損失は出さなくなったものの、大きく利益が出ているタイミングでその利益が増進するものと予測してしまい、思い切って利益確定できずにいます。

利益を確定しないことには利益は出ませんから、ただの自己満足に終わっています。以後は謙虚な気持ちをもって利益を確定していこうと思います。

◆ 今週の取引

今週(7月11日週)は、先週のユーロドルのポジションを引き継いで取引を開始しました。ユーロドルを日足チャートでかなり大きく見ていると、とにかく多少の例外はあれど、ユーロ安ドル高が続いています。これはアメリカの利上げに起因するドルへの資金の流入が原因と考えられ、一説には次の利上げでは1%の利上げもFRB(米連邦準備制度理事会)は考えているといわれており、このトレンドの終焉は当分先であることが予想されます。

そこで我々は追加のユーロ売りドル買いを行うことも考えましたが、それはリスクヘッジができていないと考え、一たん保留しました。次にさまざまな通貨ペアを探しているうちに米ドル/スイスフランを発見しました。

スイス中央銀行の想定以上の利上げにより一時的にフラン高傾向になったものの、それは一時的なもので結果的にはドル高が続いているものと見受けられる日足チャートであり、1ドル=1スイスフランという非常にわかりやすい利益確定ラインがあることも好材料とみて50ロットを買いのポジションで入りました。

kaisha_20220720174659.png

前週からの損益  プラス8万5469円
7月15日現在           155万319円

◆ ゆかてぃんのワンポイントアドバイス
今週(7月11日週)のユーロドルは、週初はロシアからドイツに天然ガスが送られるパイプライン、ノルドストリーム1の点検作業が入り、一時的に天然ガスの供給をストップしているのですが、点検が終わってもロシアから天然ガスが送られてこないんじゃないかという思惑が上がり、ユーロは下落しました。
一方、ドルも13日に発表されたCPIが市場予想より大幅に悪く、7月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で1%の利上げの思惑が浮上してドル高に進み、ユーロドルは売られる一週間でした。私のように指をくわえて見てるしかない人も多かったと思いますが、その波に乗れていたのはとても素晴らしいです。
米ドル/スイスフランは難しかったですね。テクニカル分析でもパリティ(1ドル=1スイスフラン)を目指しそうでしたが、CPI(消費者物価指数)発表後のドル高をピークにドルの勢いが落ちてきたので、やむを得ないでしょう。しかし、ユーロドルでしっかり利益を出して、トータルもプラスですのでとても良かったと思います。同志社大学の数字を見ると焦る気持ちもわかります(笑)が、トレードに焦りは禁物なので、この調子で頑張ってください!

林檎
チームmagis
林檎 一橋大学経済学部1年
一橋大学投資サークルTOWALYに所属しています。ファンダメンタルズ分析を基に株式投資を行っており、FXはまだ初心者です。モラトリアム実践中! 経験が浅いFXでは試行錯誤が続くことと思いますが、みなさんに成長していく姿をお見せしたいと思っています! よろしくお願いします!!
R
R 東京医科歯科大学 医学部医学科
一橋大学投資サークルTOWALYに所属しています。FXの経験はまだ浅いのですが、この一年を通してさまざまなことを吸収し、成長していきたいと思っています。テクニカル分析に興味があります! 1年間よろしくお願いします!

■マイナー通貨は情報収集が難しい(同志社大学 岩瀬颯汰さん)

◆ 今週の相場の振り返り

今週(7月11週)は13日に米消費者物価指数(CPI)の発表があり、40年ぶりの高水準である前年同月比9.1%上昇とのことでした。これは市場予想を上回る伸びであり、FOMC(米連邦公開市場委員会)が金融引き締めをより一層高める可能性が高まっています。以前からユーロ圏の景気後退懸念によりパリティ割れが噂されていたユーロドルは今回の件も相まってユーロ売りが加速し13日のうちにはパリティ割れする結果となりました。また、ユーロドルのパリティ割れの裏で、円安も進んでおり遂に138円台となりました。

◆ 実際の取引

今週(7月11週)は米ドル円、ユーロドル、クローネ円の3ペアでの取引をしました。

米ドル円に関しては米CPIの発表があり、FOMCも金融引き締めに積極的であることから、13日に5ロットでロング(買い)しましたが、23時代に大幅に下落したため一度損切りしました。ただ、その後ロング傾向になったので14日に3ロットでロング(買い)し、14日中に利益確定しました。

ユーロドルに関しては米CPIの発表前からパリティ割れが騒がれていたこともあり、12日に5ロットでロング(買い)し、12日中に利益確定しました。

クローネ円に関しては12日時点では短中期的なショート傾向でしたので、8ロットでショート(売り)しましたが翌日の午後からロング傾向となってしまい、損切りという結果になってしまいました。

◆ 所感

今回はノルウェークローネ円で損切りが出てしまいました。マイナー通貨を約3週間取引して感じたことは、情報収集の難しさです。メジャー通貨は動きがあれば何がインセンティブとなったかを調べることはたやすく、事前に何が起こる予定であるのかもスケジュールを見ればわかるため、注目すべき日程も自然とわかりますが、マイナー通貨は為替関連の情報を十分に見つけられず、少々テクニカル分析の比重が高めの取引となっています。

また、対象国だけでなくアメリカなどの主要先進国の経済状況によっても強く影響を受けるため、突発的に乱高下することがあり、目を離した隙にトレンドが変わるということばかりであったことも難しさの一つあるように思います。

しかし、マイナー通貨の取引を継続していけばテクニカル分析のセンスを磨くことにも繋がると思うので、現状の挑戦的な姿勢を崩さずに総合で黒字とできるよう取引していきたいです。

◆ 今週の取引

kaisha_20220720174724.png

前週からの損益  プラス2万8172円
7月15日現在          194万5372円

◆ ゆかてぃんのワンポイントアドバイス
7月13日(水)のCPI(消費者物価指数)直後は、ボラティリティが上がり、行ってこいになりましたが、一度損切りしたのち冷静に入りなおす判断ができていたのが素晴らしいです。
12日のユーロドル、一瞬パリティを付けたところから利食い反発のロングを取った形ですね。言うことなしのトレードです。
前回ではクロス円のショートがしやすかった週だったのですが、今回はその流れが変わりました。ノルウェークローネより円の出来高のほうが高いので、ノルウェークローネ単体での方向感からトレードを判断するのはなかなか難しいところもありますね。
今回は損益入り混じる成績でしたが、結果的にプラスで終えられてのはとても大きいですね。また次回も期待しています!

岩瀬 颯汰(いわせ・そうた)
岩瀬 颯汰(いわせ・そうた) 同志社大学1年
FXは高校時代から独学で学んできており、このたびは自身の実力を試したく、このFX大学対抗戦に臨んでいます。不束者ですが、よろしくお願いします。

◆ ◆ アドバイザーのプロフィール

ゆかてぃん
ゆかてぃん 兼業スイングトレーダー。2019年からFXをスタート。「コロナ相場」に乗り、最高月利益は3000pips以上。現在ラジオNIKKEIで月に1度出演。CXR投資チャンネルでMCを務める。個人でYouTube活動もしている。
得意な通貨はポンドで、最近は仮想通貨も取引。
ツイッター @fx_yukatin
CXR投資チャンネル https://www.youtube.com/channel/

100万円増額計画 FX大学対抗戦のルール
・元本100万円のデモトレードです。
・通貨ペアはフリーとします。
・レバレッジは、25倍を上限(法令に基づく上限)とします。
・取引の過程で大きな損失が発生して資産が「ゼロ」になった(元本割れを起こした)場合は、その時点でリタイアとなります。
・運用期間は6か月で、最終週時点での資産増減額で順位を決めます。

学生投資連合USIC「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
http://usic2008.com/

関連記事(外部サイト)

  • 記事にコメントを書いてみませんか?