PS4ユーザーの社会人がバグだらけのゲーム『Fallout 76』をプレイすべき理由

PS4ユーザーの社会人がバグだらけのゲーム『Fallout 76』をプレイすべき理由

PS4ユーザーの社会人がバグだらけのゲーム『Fallout 76』をプレイすべき理由の画像

突然だけど、今回のコラムは20代後半以降の、主に学生時代までゲームにハマッていた人に向けての話となる。この条件にがっつり該当している人は、頼むから最後まで読んでほしい。最近リリースされたばかりの、ある人気ナンバリングタイトルのゲームの話をしたいのだ。

11月14日に、海外ゲームメーカーBethesda Game Studiosが満を持してリリースした『Fallout 76』が非常に面白い。『Fallout』シリーズの最新作だが、別にこれまで75作がリリースされていたわけではない。都合ナンバリングで4まで出ていたが、今作は、これまでのシリーズの過去が舞台となっている。(文:松本ミゾレ)

核戦争後のアメリカが舞台 1つのワールドに同時に30人ほどのプレイヤーが集える

舞台は核戦争後のアメリカ。いわゆるポストアポカリプスをテーマとした作品だ。オープンワールドで表現されたウェストバージニア州全域が舞台となっており、各地には実在のランドマークが点々と見受けられる。

プレイヤーは核戦争からほどなくして地上に出て行き、アメリカ再興のために活動するわけだが、そこは荒廃した街。そこら中にミュータントとなった動物が闊歩しているし、変異した元・人間もひしめいている。さらには全域が放射能に汚染されているので、生き延びるのは容易ではない。

これまではあくまでオフラインゲーだったこのシリーズだが、『Fallout 76』では同時に1つのワールドに30人程度のプレイヤーが集う仕組みになっている。つまり、ゲームの世界で出会う人間は、みな生身のプレイヤーが動かしているということになる。協力して困難に立ち向かうも自由。別のプレイヤーを襲って身ぐるみを剥ぐのも自由。何でもアリだ。

僕はこれまで、国内で販売されていた同シリーズは全てプレイしてきた。その上で今作にもかなり期待をしていた。実際、幼馴染と4人でパーティを組んで荒野となったウェストバージニアを右往左往するだけで、非常に面白い。まさか長年親しんできた『Fallout』が、オンラインで遊べるとは……今でも感動は薄れない。

木材を集め家を建てる、農園を作る……クエスト以外の楽しみ方も多様

とまあ、やけに『Fallout 76』を推しまくったものだけど、実際にプレイすると笑えないぐらいの問題に直面することも多い。主にバグである。

いきなり敵が透明になってしまったり、ちょっと敵が多いところでエフェクトの派手な武器を使うとフリーズしたり、自分が建造した家の備品が消えたり。こういうことが3時間に1回の頻度で起きてしまう。

そのため開発元は目下急ピッチでパッチを当てて対策に躍起になっているが、欧米では本作を未完成品と評し、訴訟問題を提起する動きも起きつつあるようだ。そういうことが起きてもしょうがないほどに、もう本当にバグは頻発している。

ただ、それもあくまで長時間プレイしていればの話。社会人が家に帰って寝るまでの1時間や2時間プレイする間には、そうそう起きるものじゃない。その上、1つずつのクエスト自体は割とあっさり完了するものなので、がっつり攻略に時間を要することも、さほど多くない。

また、何か面倒なことがあったら無視していいし、誰も困らないし文句も言われない。自分のしたいことだけやっていても青天井で楽しむ余地があるし、ルールなんてものも特にはない。これこそ、日本の労働社会でムダに享受しがちな精神的なストレスの捌け口として機能する、重要なポイントではないだろうかと感じてしまうのだ。

社会人アラサーともなると「子供の頃はあんなにゲームが好きだったのに、今じゃ電源を入れるのも億劫」と感じる元ゲーマーも存在する。僕も実はそうだ。よほど楽しみにしていたタイトルでもないと、PS4の電源を押すのも辛い。

が、本作はバグこそ多いが、遊びという面ではそんじょそこらの人気タイトルにも負けてはいない。常識的な時間配分で遊べばバグに遭遇するほうが珍しいし、社会人であれば自然とそれができる。その上で広大なウェストバージニアの開拓を楽しむも良し、ひたすら木材を集めて家を作るも良し。肥料と作物を用意して農園を作るも良し、できることは無限にあるのだ。

現実の労働づくしの日々に疲れているかつてのゲームキッズたちよ。今こそ、誰からも指示をされることもなく、報告・連絡・相談の義務もない『Fallout 76』をやるのだ。

キャリコネで企業の口コミを見る

関連記事(外部サイト)