アカデミー賞候補『ノマドランド』が描く融和的未来 アメリカの壮大な景色が“ハウスレス”の主人公に問いかけたもの

アカデミー賞候補『ノマドランド』が描く融和的未来 アメリカの壮大な景色が“ハウスレス”の主人公に問いかけたもの

アカデミー賞候補『ノマドランド』が描く融和的未来 アメリカの壮大な景色が“ハウスレス”の主人公に問いかけたものの画像

 2020年の米アカデミー賞で4部門を獲得した『パラサイト』(監督:ポン・ジュノ)や、2019年に同賞で外国語映画賞にノミネートされた『万引き家族』(監督:是枝裕和)など、近年のアカデミー賞ではアジア映画が話題になることが多い。今年も、二人のアジア系米国人監督による作品が大きな注目を集めている。

 ひとつは中国系米国人、クロエ・ジャオ監督・脚本による『ノマドランド』、もうひとつは韓国系米国人、リー・アイザック・チャン監督・脚本による『ミナリ』で、どちらも6部門にノミネートされている。

 アカデミー賞の多様性重視の傾向もあり、近年、アジア人の映画が取り上げられることが増えているが、移民一世であるクロエ・ジャオと、二世であるリー・アイザック・チャンが、自ら執筆した脚本を基に米国映画を撮っているという点で、日本や韓国を拠点にする監督の作品が米国に輸入された過去2年とは大きく内容が異なる。ここでは、中国系米国人であるクロエ・ジャオの『ノマドランド』を紹介する。

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