中国のサッカーが一向に強くならない本質的な理由 政治体制とサッカーの深い関係

中国のサッカーが一向に強くならない本質的な理由 政治体制とサッカーの深い関係

2019年10月2日に行われた「2019 AFCチャンピオンズリーグ」準決勝、浦和レッズと広州恒大の第1戦(写真:アフロ)

(後藤 健生:サッカージャーナリスト)

 アジア各国の強豪が参加してアジア・ナンバーワンクラブを決めるサッカーのAFCチャンピオンズリーグ(以下、ACL)。10月23日に中国・広州で行われた準決勝第2戦で浦和レッズが広州恒大を1対0で破り、ホーム埼玉スタジアムで行われた第1戦に続く連勝で決勝進出を決めた(決勝ではサウジアラビアのアルヒラルと対戦)。

 広州恒大は中国サッカー・スーパーリーグ (中国足球超???)で2011年から7連覇。昨年(2018年)こそ優勝を逃したものの、今年も首位を走る中国の絶対王者的存在。攻撃陣にはブラジル出身選手が揃い、MFのパウリーニョは2018年ワールドカップのブラジル代表だ。

 そんな強豪に対して、J1リーグで12位と低迷している浦和レッズが完勝したのだ。

 中盤でボールを正確に動かす技術、あるいは守備のための戦術に忠実な動きなど、日中両国間のサッカーの質の違いが大きいことを改めて証明した勝利だった。

 広州恒大の中心は39歳の鄭智。若手が育っていない中国サッカーの現状はかなり厳しいと言わざるを得ない。10月に行われたワールドカップ・アジア予選でも、中国はけっしてサッカー強国とは言えないフィリピンと引き分けてしまった。

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