追われる毎日と離れたければモビリティを引き上げよ HONZ特選本『モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには』

追われる毎日と離れたければモビリティを引き上げよ HONZ特選本『モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには』

ノマドより高次元の自由を手に入れられるモバイルボヘミアンとは?ハワイのワイキキビーチ

(文:堀内 勉)

「モバイルボヘミアン」という言葉を聞いて、最初はきっと、モバイルフォンを駆使してノマド的な生活をしている人のことなのだろうと思っていた。私の食べ友達が本書『モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには』の共著者の一人である本田直之氏と世界を食べ歩いているfoodie仲間で、facebookを通じて本田氏の生き方を拝見していて、勝手にそのような想像をしていた。

 ところが、著者の二人は既にノマドというフェーズを終えて、モバイルボヘミアンという次のライフスタイルに移行しているらしい。本田氏が1968年生まれ、四角氏が1970年生まれということで、バブル世代以降の中からこんな生き方が出てきているんだと感心しながら、興味深く読んだ。

「モバイルボヘミアン」とは?

 本田氏は一昨年、ハワイ5カ月、日本3カ月、ヨーロッパ2カ月、その他の世界が2カ月という生活を送ったそうだ。四角氏もここ数年は、ニュージーランド6カ月、日本3カ月、その他の海外3カ月という、本田氏と似たようなパターンだという。

「ボヘミアン」の語源は、(ジプシーや放浪者のような人たちを指して)「自由奔放に生きている人」というものだが、二人はそこに「古い慣習に囚われすぎず、自由な発想ができ、クリエイティブな思考を持つ人」「世の中に流されずに自分の心や信念に従って生きている人」という新たな解釈を加えている。

 つまり、ここで言うモバイルボヘミアンとは、仕事のために生きるのではなく、「自分の好きなことをライフスタイルの中心に据えながら、旅するように働き、暮らす、自由な生き方」「自分らしくいられる時間をできるかぎり長く持つための方法」であり、「仕事、表現、生活のクオリティを極限まで引き上げるための考え方」なのである。

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