巨人・コロナ感染、謎の新語「微陽性」に球界も騒然 果たして他球団に「微陽性」選手はいないと言えるのか?

巨人・コロナ感染、謎の新語「微陽性」に球界も騒然 果たして他球団に「微陽性」選手はいないと言えるのか?

「微陽性」の結果が出た巨人の坂本勇人内野手。同じく「微陽性」の大城卓三捕手ともども、都内の医療機関に入院し、これから連日PCR検査を受ける。陰性が確認でき次第、チームに合流するという(写真:AP/アフロ)

 球界に衝撃が走った。プロ野球の巨人は3日、坂本勇人内野手と大城卓三捕手の2選手に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを発表した。

 球団側は先月末に大学医学部の研究に参加する形で監督、コーチ、全選手らに希望を募って抗体検査を実施。その結果、坂本ら4人から感染後の回復を示すとされる抗体が見つかり、あらためてPCR検査を実施したところ坂本と大城の陽性が判明したという。両選手は無症状で何の自覚もないだけに罹患してしまった当人たちはもちろん、周囲の誰もが大きなショックを受けた。

コロナ禍の中、初めて聞いた「微陽性」

 この日は本拠地・東京ドームで埼玉西武ライオンズを相手に無観客での練習試合が14時から予定されていた。しかし試合は当日になって急遽中止。試合中止の判断は賢明な判断だったとはいえ、どうしても不安が残るのは坂本と大城が前日も東京ドームで組まれていた練習試合・西武戦にスタメン出場していたことだ。チームメートやスタッフらと濃厚接触があった疑いは避けられない。しかも対戦相手の西武側の選手らも濃厚接触とまではいかないにせよ、近距離でともに激しい動きによる荒い息遣いを伴ってプレーしたのだから不安は拭えないだろう。

 さらにさかのぼれば、両選手はそれまで行われていたチーム練習や個人練習にも参加している。ここでも複数の人たちと濃厚接触があったことはおそらく否定できない。両選手の行動範囲を基に濃厚接触の疑いがある人たちをすべて割り出してPCR検査を行った上、たとえ陰性であっても後日の発症を警戒し自宅等で一定期間の“隔離ルール”が課せられるとなれば、日本球界全体がちゃぶ台をひっくり返されることになる。ようやく6月19日に決まった今季開幕も危うくなってくるだろう。

 ところが、こうした不安を1つの“新語”が打ち消す格好となった。球団の発表によると、坂本と大城の新型コロナウイルスの遺伝子量(CT値)は微量にとどまり、正常値ぎりぎりの「微陽性」にあたるという。感染からの回復を示す「IgG抗体」も持っているといい、どうやら陽性反応が出ていても不安要素はほとんどないらしい。

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