新井敏弘選手も参戦した「魅せる」ラリークロス・レッドブルGRC最終戦LAラウンド

新井敏弘選手も参戦した「魅せる」ラリークロス・レッドブルGRC最終戦LAラウンド

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PWRCで2度の世界チャンピオンに輝いている国内屈指のラリードライバーとなる新井敏弘選手が、WRX STIを駆りGRC(Redbull Global Rally Cross)に参戦するということで話題を浴びた最終戦のロサンゼルスラウンド。

10月8日の土曜日にラウンド11、9日の日曜日にラウンド12の2戦が行なわれました。

GRCはダートとターマック(舗装路)が混在するコースに、20mを越えるジャンピングスポットが設けられているのが特徴になります。

通常は1.5km程度の特設コースが作られるのですが、ロサンゼルスラウンドは約1.2kmと今シーズンでもっとも短いコースとなりました。

コースレイアウトは、短い直線をタイトなヘアピンコーナーと直角コーナーで繋げていて、計9つのコーナーが設けられています。勝負どころとなるダート路面は5〜7コーナーまでで、その中にジャンピングスポットを設置。

直線が短いといっても0-100km/hの加速がわずか1.9秒というモンスターマシンは、200km/hに迫るトップスピードを出します。

金曜日に実施されたプラクティスでは、シリーズチャンピオンを狙う2台のフォルクスワーゲン・ビートルが速さを見せ、2台を追うのはフォード・フィエスタ。WRX STIとホンダ・シビックは、苦手なコースレイアウトということもあり、やや劣勢な展開でした。

迎えた土曜日のラウンド11の予選。ここではタイムアタックにより1周のタイムを競いあいます。トップタイムをマークしたのは、ポイントランキングトップに付けているフォルクスワーゲンの♯41スコット・スピード選手で43秒745。2位にコンマ3秒差をつけて他のドライバーを圧倒しました。

3台が出走しているSRTUSA(スバル・ラリーチームUSA)は、エースの♯55クリス・アトキンソン選手が44秒104で4位、♯75デビット・ヒギンズ選手が10位、♯88新井敏弘選手はマシンの特性を掴みきれず13位となりました。

ただ予選は走行順位を決めるもので、GRCは予選のあとにヒートレース、セミファイファイナルレース、LCQ(ラスト・チャンス・クオリファイ)、決勝と複数回のレースを実施して勝者を決めます。そのため、予選で出遅れても挽回は可能になっているのです。

ところが予選レースで新井選手のマシンから出火してしまいレースの途中でマシンを止めることになってしまったのです。原因は燃料ラインからの出火とのことで、エンジンハーネスなどが燃えてしまったため決勝レースを走ることはできませんでした。

ヒートレースと予選レースでもフォルクスワーゲン勢の強さは変わらず、全セッションでトップをマーク。スバル勢は、アトキンソン選手と予選レースを3位で終えて決勝レースへ進出。ヒギンズ選手もLCQから決勝レースへ駒を進めました。

12台で競われた決勝レースもフォルクスワーゲン勢の強さが光りました。2台が競り合って逃げていきデットヒートを展開。結果は予選でトップタイムをマークしたスピード選手が勝ちシリーズチャンピオンに一歩前進したのでした。

スバル勢はヒギンズ選手が6位、アトキンソン選手が7位となり今シーズンのベストリザルトとなりました。

翌日のラウンド12は、予選でアトキンソン選手で好走。前日のタイムを大幅に上回る42秒594で初のトップタイムをマーク、僚友のヒギンズ選手は12位となりました。

新井選手はベストタイムが抹消されるというジャッジにより13位。しかし前日よりも1秒以上はタイムアップしていて、マシンにも慣れたと語っていました。

予選後のヒートレースは1Aをフォード・フィエスタを駆る♯00スティーブ・アルピン選手が1Bをフォルクスワーゲンの♯34ターナー・ファウスト選手が制しました。そして決勝進出を争うことになる予選レースは、Aレースをスピード選手、Bレースをホンダの♯31ヤニ・ウィーマン選手がトップで通過。

スバルの3台は予選レースAとBで上位3台に入れずLCQに回ることになりました。LCQでアトキンソン選手は2位、ヒギンズ選手は6位となり決勝レースに駒を進めることになりましたが、7位だった新井選手は残念ながらここでレース終了となりました。

12台の決勝レースは、フォード・フィエスタの♯38ブライアン・ディーガン選手とスピード選手が激しいトップ争いを演じ、中盤でスピード選手を抜いたディーガン選手がトップチェッカーを受けました。2位に入ったスピード選手は、この結果により年間のシリーズチャンピオンが決定しています。

スバル勢は表彰台争いを行なったヒギンズ選手が5位、アトキンソン選手が6位と前日のリザルトを上回ってチームに有終の美をもたらしました。

今シーズンは、チーム体制を整えることやマシンの熟成を図るためにシーズン途中からの参戦となったSRTUSA。尻上がりにリザルトを残すようになり、来シーズンの活躍が期待できる後半戦のシーズンとなりました。

(真鍋 裕行)

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