ガソリンタンクに入れるだけのお手軽な燃料添加剤って効果ある?【用品テスト:KURE パーフェクトクリーンDX】

長い期間にわたってクルマを使っていると、整備しきれない部分が出てくるものです。そうしたなかでなじみが薄いのが燃料系ですよね。しかし、使っていればそれなりの経年変化というものは絶対に起きているのです。

そんなクルマにぴったりなのがKUREの新燃料添加剤、「KURE パーフェクトクリーンDX」。以前からパーフェクトクリーンシリーズは人気で、歴史あるブランドなので、安心して使えますよね。信頼のないものを愛車に入れるのは、やっぱり躊躇しちゃいますから。

パーフェクトクリーンDXは、燃料タンクに入れるタイプの添加剤で、@インジェクターやバルブ、ピストンのクリーニングも行ってくれるA燃料タンクや燃料ラインのサビ防止Bさらに燃料の酸化を防ぐというのですから、これは興味津々です。

上の写真は一番上から、インジェクター、吸気バルブ(フェイス部)、ピストンヘッドのものです。いずれも左:Before(何もしない状態)、右:After(「パーフェクトクリーンDX」を添加して1タンク分走行後)のものです。Afterではスラッジやカーボンなどが除去されていることがわかります。こうしたエンジンの内部はオーバーホールしない限りメンテナンスができない部分ですので、添加剤によって改善が期待できるのはかなりうれしいことと言えます。

上の写真はサビが発生したオートバイの燃料タンクです。なんだか、ガソリンという油が入っているのでサビないような印象がありますが、バイクのタンクはちょっと油断するとあっという間にサビてしまいます。

こちらの写真は燃料の中に専用の金属パネルを浸して、水を滴下した状態での金属パネルの変化を見たものです。つまりオートバイのガソリンタンク内の再現です。左側は燃料だけですが、右側は「パーフェクトクリーンDX」を添加してあります。一定期間が過ぎた状態で両者を比べてみると一目瞭然。右の「パーフェクトクリーンDX」を添加した金属パネルは変化を生じていません。ヒストリックカーなどを保管する場合、燃料を満タンにして「パーフェクトクリーンDX」を添加しておくことで、タンク内や燃料系統のサビを防止できるというわけです。

「パーフェクトクリーンDX」の使い方はじつに簡単です。一般的な乗用車の場合は、満タン状態で「パーフェクトクリーンDX」1本を注入します。私はガソリンスタンドでガソリンを満タンにした後(20km程度走って)よく振ってから注入しましたが、よくよく考えてみたら、ガソリンを入れる前に「パーフェクトクリーンDX」を注入しておけば、攪拌されて成分が均一になるでしょうし、なによりこぼれるといった心配がなくていいかもしれません。

「パーフェクトクリーンDX」は4サイクルエンジンならガソリン、ディーゼルを問わずに使用できるそうです。また、オートバイや農耕機具などにも使うことができます。使用量は燃料40〜60リットルに対して「パーフェクトクリーンDX」1本(300ミリリットル)を添加することになっているので、軽自動車など燃料タンク容量が少ないクルマは半量、バイクや農耕機具などは燃料1リットルに対して5〜7ミリリットルの割合で添加することが指定されています。燃料タンクに対する効果もあるので、満タンで使うことが大切です。

こうした添加剤のいいところはなんと言っても手軽な部分です。普通、メンテナンスと言ったら手に油を付けながらやるものですが、「パーフェクトクリーンDX」は給油時に一緒に行えば何の手間もいりません。ボトルもネックが細長く設計されているので、タンクへの入れやすさはかなりよく、以前に使用した別の添加剤よりも気軽に作業ができました。

さて気になる効果です。まず「パーフェクトクリーンDX」を添加した直後の走りのイメージはまったく変化がありませんでした。これは正直安心しました。パワーアップが目的の添加剤なら話は別ですが、洗浄系の添加剤でフィーリングが急激に変わるのはちょっと不安があります。とくに出力ダウンやアクセル操作に対するピックアップの低減が起きていないのは歓迎です。いくら洗浄ができるからといって、エンジンが不調になっては残念で仕方ありません。

「パーフェクトクリーンDX」を添加してから約300kmを走行しました。そこである変化に気づきました。じつは私の乗っている日産ウイングロードは、アクセルを踏んだ瞬間に燃料がきちんとコントロールされていない現象があり、若干もたつくことがあったのですが、300kmを走ったあとからその現象がなくなりました。

ウイングロードは指定燃料がレギュラーのため、今までずっとレギュラーガソリンしか給油していません。一般的にレギュラーガソリンはエンジン洗浄剤を含んでいませんので、今までずっと洗浄剤なしの状態で走っていたことになります。以前注入した添加剤も洗浄系のものではなかったので、今回は初めての洗浄ということになります。

またボンネットを開けてエンジンの様子を見てみると、インジェクターから発される“カチカチ”といった作動音が小さくなっていることを確認しました。「パーフェクトクリーンDX」にはある程度の効果は期待していましたが、こうしたしっかりした効果が現れたのにはちょっとびっくりで期待以上のものであったと言えます。インジェクターは高圧で燃料を噴射しているので、かなり負担がかかるパーツでもあります。そうしたパーツから発せられる作動音が小さくなったということは、パーツの寿命に大きく影響するはずです。

まだ300kmしか走っていませんが、今後どのように変化していくかはちょっと楽しみの部分でもあります。現在、燃料は半分を切る程度残っていますので、これを使い切ったときにどれくらい変化が起きているでしょうか? 説明によれば、多走行車やシビアコンディションで使われているクルマは連続2回の使用が推奨されているので、さらに添加してみたいものです。

さらに感心があるのが燃費です。「パーフェクトクリーンDX」は、燃料系全体をクリーンにするタイプの添加剤なので、燃費の改善も期待できるとのこと。今、入っているガソリンを使い切ったのちにどれくらい燃費が改善するのかには大きな期待があります。燃料計の針の下がり方を見ていると、燃費にもちょっと期待ができそうな気もしています。

(諸星 陽一)

【関連リンク】
KURE Perfect Clean DX製品情報http://www.kure.com/product/detail.php?item_id=252

ガソリンタンクに入れるだけのお手軽な燃料添加剤って効果ある?【用品テスト:KURE パーフェクトクリーンDX】(http://clicccar.com/2017/06/01/471102/)

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