「100万台目」の911がラインオフ。特別色「アイリッシュグリーン」をまとったカレラSは誰の手に?

カイエンやマカンというSUVが売れようが、パナメーラが高級スポーツサルーンとして営業利益の面で大きく貢献しようが、あるいは718ケイマン/ボクスターが入門モデルとして新しいファンを獲得しようが、「ポルシェといえば911」というのがメーカーにもファンにも揺るぎない指標といえるでしょう。

営業利益の面でも911は、ポルシェが世界で最高の利益率を誇る自動車メーカーとしての地位を維持する上で大きな貢献をしているそうです。

2017年5月11日、911を生産しているポルシェの主力工場であるツッフェンハウゼンにおいて、100万台目の911がラインオフされました。記念すべき100万台目の911は、1963年に発売された初代911の特徴を受け継ぐスペシャルカラー「アイリッシュグリーン」のカレラS。

ポルシェ監査役会会長であるヴォルフガング・ポルシェ博士は、911の開発に最初から関わってきたそうで「54年前、父と一緒に初めてグロースグロックナー峠を走りました。911で走る楽しさは当時とまったく変わっていません。それは、今でも911が1948年の初代ポルシェ356/No.1と同様にブランドの中心だからです」とコメントしています。

ポルシェ911は、2016年だけでも全世界で最高となる32,365台が販売されているだけでなく、コレクターズアイテムにもなってきました。これまで製造された911の70%以上が現在も走行可能だそうです。

ポルシェAGのオリバー・ブルーメポルシェ取締役会会長は「私達はスポーツカーに磨きをかけて完璧なものにするために911の技術を改善し続けてきました。このクルマこそが革新的な技術そのものであり続ける理由です。私達は派生モデルによってモデルラインを拡張することにも成功しました」と述べています。

911全車両が生産されているツッフェンハウゼン本社の生産拠点では、911、718ボクスターおよび718ケイマンというすべての2ドアモデルが生産されていて、さらに、多彩なモデルバリエーションは、最新の生産工程によってひとつのラインで管理されているとのこと。

なお、100万台目の911はポルシェAGが保有し、ポルシェ ミュージアムのコレクションに加えるまでワールドツアーを行い、スコットランド高地、ニュルブルクリンク周辺、そして米国、中国、その他多くの国を巡るそうです。

(塚田勝弘)

「100万台目」の911がラインオフ。特別色「アイリッシュグリーン」をまとったカレラSは誰の手に?(http://clicccar.com/2017/05/12/471794/)

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