歴代最販スカイラインは、3つの特徴が揃った4代目の「ケンメリ」!【スカイライン60周年記念】

歴代最販スカイラインは、3つの特徴が揃った4代目の「ケンメリ」!【スカイライン60周年記念】

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好評を博したハコスカに続き、1972年に4代目スカイラインがデビューしました。

当時の日産は、ハコスカに続いて4代目も「愛のスカイライン」をキャッチコピーに採用。そしてCM では、若い男女「ケンとメリー」がカーライフを満喫するシーンを流して、若者層に訴求したのです。

4代目スカイラインに付いたあだ名が「ケンメリ」。ネット動画などでCMを見ると、メカや走りの性能にほとんど触れていないのですネ。あらためて日産が、デートカーのようなイメージ戦略を推進していたこと、そしてその結果「ケンメリ」がスカイライン史上最高販売台数を記録したことに、大いに感銘を受けた次第です。

次に、4代目「ケンメリ」スカイラインの特徴を見てみましょう。販売の主流が、6気筒の2000GT にシフトしてきた世代でもあります。

フロントセッションでは、GT系の直6がロングノーズ、標準系の直4がショートノーズという構成を踏襲。4ドアセダンと2ドアハードトップは、直6と直4の長短ノーズを設定するとともに、バンとワゴンには直4のショートノーズを組み合わせました。

デザインでは2ドアハードトップが、リアピラーに太い米国調ノッチバックを取り入れています。また「ケンメリ」のGT 系ではじめて、丸目4灯リアランプかお目見えしました。こうして、@直6エンジン Aサーフィンライン B丸目4灯リアランプという、スカイラインの3大アイコンが揃い踏みしたのです。

エンジンは2L直6のL型を筆頭に、直4では1.6Lと1.8Lをラインアップ。そしてロングノーズの直6搭載車はシャープな機動力を有するグランドツーリング、ショートノーズの直4搭載車はファミリー層をターゲットとしたスポーツセダンとして位置付けられました。

2代目GT-Rこと「ケンメリGT-R」は「悲運のGT-R 」と言われています。2ドアハードトップに限定したボディには、オーバーフェンダーや4輪ディスクブレーキ等を装着。スマートさと迫力が同居したシンプルなフロントマスクは、今見てもやっぱりカッコいい!

しかし当時は自動車業界苦難の時代。オイルショックと排ガス規制のダブルパンチに見舞われ、エンジンの燃費と環境対策を最優先しなければなりませんでした。そのため発売期間は4ヶ月、生産台数は197台で終了せざるを得なかったのです。

ただ当時の日産社内では「ケンメリGT-R」の短期打切りはわかっていたはずで、経営上の効率や利益を考えたら全く合理的ではありません。それでも日本のモータリゼーションを盛り上げたGT-Rの血統を一代で絶やすまいとして、「ケンメリGT-R」を世に送り出した開発陣の意地と経営陣の決断に頭が下がる思いがします。

(星崎 俊浩)

【関連リンク】

生誕60周年記念 歴代スカイラインのすべて
(より深く知りたい方はこちらがオススメ)
http://motorfan-newmodel.com/special/skyline_60th/

歴代最販スカイラインは、3つの特徴が揃った4代目の「ケンメリ」!【スカイライン60周年記念】(http://clicccar.com/2017/05/22/474540/)

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