レクサス・LC500に採用された「摩訶不思議な」テールランプの構造が判明!【人とくるまのテクノロジー展】

レクサス・LC500に採用された「摩訶不思議な」テールランプの構造が判明!【人とくるまのテクノロジー展】

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5月24日(水)〜26日(金)にパシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展」に出展した大手ランプメーカー、小糸製作所のブースで、興味深い展示物を発見しました。

それは今年3月に発売されたレクサス「LC500」のテールランプ。

クルマ好きの目ざとい読者なら気が付いておられるかもしれませんが、同車のテールランプは日中、レンズ部が白く、中が透けて見えません。

その一方、ブレーキング時には奥行きを感じるとても不思議な光り方をするテールランプで、筆者も以前からその構造が気になっていました。

そうした折、今回その謎が同社のブースで判明しました。

展示パネルに構造が詳しく解説されており、それによるとランプ内部にハーフミラー機能を持つ「ハーフ蒸着インナーレンズ」が仕込まれており、LEDにより実際に発光しているのは車両後方から見て最下辺の“Lの字”の部分のみとなっています。

その他の部分はハーフ蒸着インナーレンズと後部の反射板(蒸着リフレクター)との間を行き来している虚像光で、これが奥行き感を演出しているという訳です。

同技術により、省スペース(75mm)で奥の深い(181mm)光り方を演出できるとともにトランク・スペースを犠牲にすることもなく、さらに、ランプ背後のボディパネルの成形が容易になるメリットがあります。

いかにも高級車に相応しい新技術ですが、実は同種の構造が昨年11月に発売されたダイハツ「トール」や、同社がOEMで提供している兄弟車、トヨタ「ルーミー/タンク」、スバル「ジャスティ」のカスタム系(上級グレード)にも採用されています。

自動車メーカーのデザイン部などでは、従来から凝った光り方を求める傾向があり、こうした技術は長らく待ち望まれていたもので、今後は順次他の車種にも展開されることになりそうです。

(Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車、ダイハツ工業)

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【関連リンク】

レクサス LC500
https://lexus.jp/models/lc/

ダイハツ トール
https://www.daihatsu.co.jp/lineup/thor/index.htm

レクサス・LC500に採用された「摩訶不思議な」テールランプの構造が判明!【人とくるまのテクノロジー展】(http://clicccar.com/2017/05/29/476857/)

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