スポーティ派もファミリーも満足させる「V90 T6 AWD R-Design」の走り

ボルボV90の導入時はV90 T6 AWD Inscription(インスクリプション)という最上級グレードから始まり、その後T6 AWD R-Design、V90クロスカントリーと上陸を果たしています。なお、PHEVのT8 Twin Engine AWD Inscriptionは、今年の秋以降の納車予定。

さて、スポーティ仕様の「T6 AWD R-Design」は、オプションのエアサスペンション(リヤ)が設定されず、バネレート(スプリングレート)を50%高めたスポーツサスペンションのみ。また、ショックアブソーバーもツインチューブからモノチューブに変更し、減衰力を高められています。

中低速域では、専用スポーツサスと255/35R20という偏平タイヤもあってコツコツとした微少な揺れを伝えてくるものの、高速域ではフラット感が高まり、引き締まった乗り味は確かなステアリングフィールにより高い安心感を享受できます。

ハードな乗り味なのは間違いありませんが、ボロンスチールと呼ばれる鋼板など、従来よりも超高張力鋼板を20%以上増やしたことによる高いボディ剛性感も確かに伝わってきます。

10年近く前に設定されていたV70/S60などのR-Designにかつて試乗したことがありますが、あまりの硬さに驚いた記憶があります。しかし、V90 T6 AWD R-Designは、ほかの(とくに欧州)メーカー同様に硬さの中にも柔軟さを感じさせる味付けで、ファミリーユースでも十分使える範囲に収まっています。

さて、「Drive-E」と呼ばれる2.0L直列4気筒直噴エンジンを搭載しているボルボ。V90 T6 AWD R-Designの「T6」は、スーパーチャージャーとターボのダブル過給器により320ps/5700rpm、400Nm/2200-5400rpmというスペック。

組み合わされるアイシンAW製の8ATにより、トランスミッションの存在をいい意味で感じさせないスムーズな走りを引き出しています。

ボルボらしく低速域からのピックアップもよく、高速域の伸びもなかなかのもの。これならロングクルーズでも動力性能の面で不満は出ないはずです。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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