やっぱりゴルフはすごい!クルマ好きを納得させる走りのまとまり感【ニュー・VWゴルフ公道試乗】

4年ぶりのマイナーチェンジで内外装をリフレッシュ、電子系装備を充実させた新型VWゴルフ。走りは従来どおりの納得のいくものでした。

試乗したモデルは1.4リットルエンジンを積む、最上級のTSIハイラインというグレードです。標準的なボディといえる5ドアハッチバックとバリアントと呼ばれるワゴンボディの2タイプに乗りました。

走りの第一印象は「ゴルフらしいスッキリしたもの」でした。

1.4リットルという排気量でありながら最高出力は140馬力、最大トルクは250Nmと十分なスペックを持っています。組み合わされるミッションはDSGと呼ばれるクラッチペダルレスの2ペダル・マニュアルミッションで、オートモードも備えています。

通常の走行ではオートモードで走ることになりますが、このフィーリングがじつに気持ちいいです。信号待ちからの普通の発進では、まるでCVTのようにスムーズで連続感のあるシフトアップをします。

強い加速をしても同様ですが、強い加速のときは若干のシフトチェンジ感を感じます。実はこの「シフトチェンジ感」が気持ちいいのです。

電気自動車のようにまったくショックなく加速していくのもいいものですが、動力源がエンジンならばやはり適度なシフトチェンジ感があったほうが好感度があります。ブレーキのときは同様にクルマ側が自動的にシフトダウンしますが、この際もエンジン回転を合わせてくれるのでショックはありません。

ゴルフは225/45R17というハイトが低いタイヤを採用していますが、乗り心地はびっくりするくらいにいいものです。もちろんタイヤが担当しなくてはならない細かな路面の荒れなどは吸収しきれない部分もありますが、サスペンションがしっかりと動いて乗り心地を確保しています。路面の継ぎ方が雑で段差が付いたような場所でも、上手にいなしてくれます。

コーナリングの安定感は非常に高いものです。ガシッと4輪のタイヤが路面をつかむようなスポーツカーの安定感ではありませんが、4輪のグリップ感がしっかりとしたフィーリングが気持ちいいです。

コーナー手前でちょっとブレーキを使いフロント荷重にして進入すれば、鋭いターンインが可能です。しかし、だらっとした運転のままコーナーに入っていっても4輪のグリップバランスがよく安定感を失わないところがさすがです。

基本的な動きはハッチバックでもバリアントでも同じですが、バリアントのほうがほんの少し、さまざまな動きに遅れがあります。しかし、それは比較したからわかることで普通にバリアントだけ乗れば何も感じないでしょう。

今回は箱根での試乗となったため、ACC(アダプティブクルーズコントロール)などは試すことができませんでしたが、どこかの機会でACCなどをしっかり体感してみたいと思っています。それにしてもゴルフの基本性能は高く、走りでは裏切らない部分が素晴らしいです。

(諸星陽一)

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