「DNGA」第1弾の新型ダイハツ・ミラ・イースの軽量化のポイントと効果は?

「TNGA」を掲げるトヨタに対して、完全子会社化されたダイハツは「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」と呼ぶ手法を新型ミラ・イースから採用しています。

トヨタの「TNGA」がそうであるように、「DNGA」も単なる新プラットフォームではありません。「DNGA」は、ユーザーの声をもとに、企画、開発、調達、生産準備、生産というすべての工程を含めたクルマ作りを指すそう。

さらに、ダイハツ独自のクルマづくりを行うための事業構造と戦略も含まれています。なお、トヨタとダイハツは、「新興国小型車カンパニー」を2017年1月1日付けで発足させていますが、軽自動車の開発現場では「DNGA」による独自のクルマづくりが進んでいくことになりそうです。

「DNGA」にはもちろん、新プラットフォームも含まれていて、第1弾となるミラ・イースには多くの工夫が凝らされています。

車両全体で80kgに達したという軽量化は、シェルボディの「Dモノコック」の採用をはじめ、足まわりの軽量化、樹脂パーツの採用、内・外装部品の合理化などにより達成。

「Dモノコック」と呼ぶ軽量高剛性ボディは、サイドアウターの厚板ハイテン化、さらに超ハイテンも採用されています。

足まわりでは、日本車で最軽量という13インチタイヤ(スチールホイール含む)が採用されているほか、足まわり部品の形状を見直すことで約15kgの軽量化を達成。

外観では、フロントフェンダーやバックドアを樹脂化し、インパネの板厚薄肉化、新軽量骨格シートなどにより内・外装の軽量化が図られています。バックドアは、インナーパネル成形と組み付けを内製化することで技術の低コスト化と技術の「手の内化」が図られています。

軽量化により走りの面でチープさが出ていないか、乗り心地に安っぽさが出ていないか懸念されますが、少なくてもタウンスピードでは大きな課題はない印象。軽くなったことで、49ps/57NmというNAエンジンのみでも過不足ない動力性能を得ています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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