ホットハッチらしさを実感するシャシーカップのキレキレな走り【ルーテシア・ルノースポール・シャシーカップ試乗】

マイナーチェンジを受けたルーテシアのスポーツモデル「ルーテシア・ルノー・スポール」の中間グレード、シャシーカップに試乗しました。

シャシーカップは、スタンダードのルーテシアに対してダンパーの減衰力をフロントで27%アップ、リヤで20%アップし、それに合わせてスプリングレートもアップされています。車高は3mm下げられました。

フロントブレーキローター径をφ320、リヤローター径をφ260に拡大、フロントのアンチロールバー(スタビライザー)を3.7mm厚のφ22.5中空タイプとしています。ステアリングレートは14.5対1となります。搭載されるエンジンは1.6リットル4気筒エンジンで、200馬力、240Nmのスペックを持ちます。

新しいルーテシア・ルノー・スポールには、ローンチコントロールというシステムが追加されました。ノーマル、スポーツ、レースの3つのモードに変更できる走行モードのうち、スポーツとレースの2つのモードでローンチコントロールは作動します。

センターコンソール上にあるR.S.ドライブスイッチを押し、セレクトレバーを横にスライドさせるとレースモードになります。この状態で、左足でブレーキペダルを踏み、右足でアクセルペダルを床まで踏み込みます。するとエンジン回転が2500回転程度でコントロールされエキゾーストノートが「ブボボボボッ」とうなります。

ブレーキペダルを離した瞬間、軽くホイールスピンを起こしながら、ルーテシア・ルノー・スポールは怒濤のごとく発進します。そのまま、レッドゾーンの6500回転を目標にマニュアル操作でシフトアップすれば、かなり力強い加速を味わうことができます。

マニュアルモードではさらに面白い操作が可能です。それは「マルチシフトダウン機能」と呼ばれるもの。コーナーに向かってブレーキングしながら、左のパドルを引き続けると、適正なギヤ比までシフトがダウンする仕組みです。

たとえば、80km/hからブレーキングしながら左パドルを引くと、速度はさほど落とさなくても6速だったギヤが3速や2速まで落ちることになります。もちろんノーマルモードやスポーツモードで走っている際は、適正なギヤまでダウンシフトは行われます。

ハンドリングは軽快そのものです。スポーツモードで走っている際は、コーナーに向かってステアリングをスッと切り込んでやれば、そのまま素直にノーズはインを向いてくれます。

R.S.デフと呼ばれる電子制御のディファレンシャルが装置が付いているので、アンダーステアは上手に抑制されます。試しにR.S.デフが解除されるレースモードで走ってみましたが、それでもアンダーステア傾向はあまり強くありません(もちろんアクセルの踏み具合とステアリング切り角に左右されますが)。

元々のシャシーの性能が高く、そこに効果的なデバイスがが取り付けられたことで、より高い性能を引き出しているというわけです。

高速道路を巡航した際の乗り心地も十分に確保されています。試乗車のシャシーカップは
スプリングだけでなくダンパーも同時にが固められバランスが取られています。必要以上のハードさを感じることはなく、長距離ドライブも十分にこなせるでしょう。

クルーズコントロールは追従タイプではありませんが、それを楽しむよりもワインディングでドライブすることを楽しむのがルーテシア・ルノー・スポールだと言っていいのではないでしょうか。

(諸星陽一)

【関連リンク】

ルノー・ルーテシアのスペシャルバージョンがラインアップ強化
【ルノー・ルーテシア・ルノースポール・シャシーカップ】
https://clicccar.com/2017/07/13/490372/

ホットハッチらしさを実感するシャシーカップのキレキレな走り【ルーテシア・ルノースポール・シャシーカップ試乗】(http://clicccar.com/2017/07/13/490374/)

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