電動化車両らしい安定感。MINI初のPHEV「MINIクーパー S E クロスオーバー ALL4」の走りをチェック

電動化車両らしい安定感。MINI初のPHEV「MINIクーパー S E クロスオーバー ALL4」の走りをチェック

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走りを前面に押し出したジョンクーパーワークス(JCW)の2.0Lガソリンターボという例外(?)をのぞき、2.0Lディーゼルターボを搭載している新型MINIクロスオーバー。

新たに加わった「MINIクーパー S E クロスオーバー ALL4」は、1.5L直列3気筒のガソリンターボにリヤを駆動するモーターを組み合わせた4WDのプラグインハイブリッドモデルです。

システムもスペックも「BMW 225xe アクティブ ツアラー」と同じで、MINIクロスオーバーはスペックだけでなく、価格面も含めてCセグメントモデルの中でも上級仕様という位置づけになっています。

EV(モーター)走行時は最長42.4km、最高速125km/hに達しますから、「理屈では」街中から高速道路までEV走行でまかなえることになります。

街中(お台場)から走り出すと、ディーゼルエンジン仕様と同じやや硬めの乗り味と、MINIらしいキビキビした動きは健在。

ただし、ディーゼルエンジンの4WDよりも140kgも重い1770kgという車両重量もあってか、切れ味の鋭さよりも安定感を抱かせるフットワークで、床下(後席下から荷室奥)に重いリチウムイオン電池を搭載している、いかにも電動化車両といえる動きになります。

ゆっくり走り出すとエンジンが始動しないのは「BMW 225xe アクティブ ツアラー」と同様で、高速道路への合流時や追い越し時に深く踏み込むとエンジンが始動します。また、街中でも上り坂でもエンジンが始動するなど、EV走行だけですべてをまかなうのは無理があります。

さらに、高速道路で加速を続けたり、上り坂が続いたりするシーンだとエンジンも始動するハイブリッド走行にチェンジ。感覚的には、ハイブリッド走行の頻度が多く、EV走行の距離は長いとはいえません。

しかし、エンジンが始動しても車内に侵入する音が大きく高まることはなく、車内は比較的静か。快適性が損なわれるわけではありませんのであまり気にする必要はなさそう。

後席はディーゼルエンジンなどよりも座面(ヒール段差)が高く、スライドもできません。また、荷室容量は405-1275L(ガソリン、ディーゼル車は450-1390L)と若干小さくなっています。

それでも大人が無理なく4人乗れて、荷物もそこそこ積める。何よりもPHEVらしい静粛性や直進安定性の高さ、そしてMINIらしいキビキビ感も適度に抱かせる「MINIクーパー S E クロスオーバー ALL4」。個性的なCセグメントモデルを探しているなら面白い選択肢といえるかもしれません。

(文/写真 塚田勝弘)

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