【ネオ・クラシックカー グッドデザイン太鼓判!】第11回・前向きな割り切りが生んだ斬新ミニ。ホンダ・トゥデイ(初代)

【ネオ・クラシックカー グッドデザイン太鼓判!】第11回・前向きな割り切りが生んだ斬新ミニ。ホンダ・トゥデイ(初代)

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80〜90年代の日本車からグッドデザインを振り返るシリーズ。第11回は、パーソナルな用途をプラス方向に割り切った、スタイリッシュ・ミニに太鼓判です。

撤退していた軽市場への再参入を検討していたホンダが、1985年に女性をメインターゲットとする斬新なスタイルを商用に落とし込んで発表したのが初代のトゥデイです。

ホンダのMM思想を具現する超ショートノーズは、フェラーリ308GTBと同じ角度のAピラーと一直線に結ばれ、ペンタストリーム・シェイプと呼ばれるワンモーションフォルムを実現。

軽規格とは思えない、伸びやかなウインドウグラフィックが低全高を強調。ただ、サイドビューでのキャビン形状は、2330ミリのロングホイールベースとともに、極めて現実的であることに驚かされます。

丸形のヘッドランプと長方形のリアランプの組み合わせは、愛らしさとシンプルな道具感を両立。素材色の前後バンパーも使い勝手のよさと同時に、ボディの引き締め役になっています。

メーターフードとコンソールパネルを一体化したインテリアは極めて簡素ですが、ここにも優れた道具感が表現され、左右非対称のシートとともに、先進性をも感じさせます。

後に四輪デザイン室の室長となる木越由和氏による基本デザイン案は、当初非公式な企画としてスタートしたため、ほぼ独力だったといいます。

厳しい開発費の中、商用規格を逆手に取ったシンプルな発想は、明快な意図を持ったデザイナーによる一貫した仕事が結実したものなのかもしれません。

●主要諸元 ホンダ トゥデイ G(4MT)
型式 M-JW1
全長3195mm×全幅1395mm×全高1315mm
車両重量 550kg
ホイールベース 2330mm
エンジン 545cc 2気筒OHC
出力 31ps/5500rpm 4.4kg-m/4000rpm

(すぎもと たかよし)

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