【新車】新型リーフ発表を聞いた旧型オーナーの心のボヤキ その3「いま、リーフはディーラーで試乗できる? できないときのチェックポイントは?」

【新車】新型リーフ発表を聞いた旧型オーナーの心のボヤキ その3「いま、リーフはディーラーで試乗できる? できないときのチェックポイントは?」

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これまで2度にわたり、旧型オーナーの心の声をぼやいてきました。いよいよ本腰を入れて、新型リーフをディーラーへ見に行くこととしました。

みなとみらいの日産グローバル本社ギャラリーへは、既に新型リーフを見に行っていますが、見学者が多くて、じっくり落ち着いて見れませんでした。そんな時は、いつもお世話になるカーライフアドバイザーさん(以下、CAさん)へ相談します。万が一?本当に買うことになれば、その方を通して購入すると決めていますので、その挨拶の意味も込めてます。

ディーラーにつくと、ショールームの真ん中にはホワイトのリーフがでーんと鎮座。相変わらずお顔が精粋ですね。

私「こんにちは!新型リーフの試乗車は置いていますか?すぐに購入ではないのですが、じっくりと見せていただけませんか?カタログもいただきたいです。」
CA「わかりました!でも残念ながら、試乗開始は延期になっております。」
私「やっぱり試乗延期ですか。。ではカタログと車両を見せて下さい。」

パシャパシャっと気になるところの写真を撮りながら、カーライフアドバイザーさんへ新型リーフの販売状況をこっそり伺ったところ、本来は、10/2から発売開始、お客様へのデリバリーは、早い人だと10/7からだったそうです。また、試乗車のクルマ本体は各ディーラーへ配備されているのですが、すべてのクルマの登録が遅れていて、この地区のディーラー100店舗に対してすぐさま試乗車となる新型リーフは4〜5店舗しかないそうです。

残念ながら、こちらのディーラーではその数少ない試乗車には該当していないとのこと。発売後の最初の週末で、見学希望者が押し寄せるタイミングでのこの事態、CAさんも苦虫をかみつぶしたような顔をしていました。「大丈夫、また来ますよ!」と伝え、そそくさとドライバーズシートへ座ってみることに。

クルマは運転しなくても(ある程度)評価はできます。
私、ちょっとその辺にうるさいのです。「どうだ!」と威張るつもりはまったくございませんが、大切な3つのチェックポイントがあります。

1つ目のチェックポイントはドライビングポジション。今回の新型リーフは、ワンペダル操作が売りの一つであり、アクセルペダルの微小な操作がやりやすいことが結構大切です。そのためにも、正しいドライビングポジションをとることが大前提ですし、かつこのドライビングポジションには正解があるのです。

シートへ深く腰かけて、アクセルとブレーキペダルがしっかりと踏みこめる位置になるよう、お尻の前後位置を調節する、そこからステアリングホイールを少しひじが曲がるくらいの位置にくるよう、背もたれの角度と、ステアリングホイールの前後位置を調節していきます。そして、ステアリングホイールを9時15分で握ったまま、180度回したときにヒジが伸び切らない、その姿勢がベストポジション。

初めてだと、ステアリングホイールが近くて結構窮屈に感じると思いますが、実はこれが「長時間運転しても疲れない」姿勢なのです。人間工学を研究して割り出したベストなポジションですので、ぜひ一度やってみてください。クルマの動きをカラダで感じられるようにもなりますよ。

さて、新型リーフは、とりたい運転姿勢がびしっと決まり、非常に落ち着きが良いです。視線がやや高めなのですが、旧型リーフよりは若干さがったように感じます。フロントのクルマの見切りは、「出目金」と揶揄された旧型リーフのヘッドライトがなくなった分、見えにくくはなりましたが、あれはなくなって正解でしょう。オーナーとしても、あの「でっぱり」は見て見ぬふりをしてきましたので。

さらにそのままの姿勢で、カーナビゲーションやエアコン、ハザードランプ等が操作しやすいか、チェックします。こちらも好印象でした。カーナビゲーションやエアコンのスイッチが分かりやすいボタンで設置されていて、手探りでも操作がやりやすいのです。つまり運転中でも視線を移動せずに触感で操作ができます。

運転中のスイッチ類の操作はNGなのはもちろん分かっておりますが、「どうしても」操作しないとならないときもありますよね。そんなとき、昨今流行りのタブレットのような液晶タッチパネルのナビゲーションには、私は断固反対なのです。なぜなら必ず目視が必要となるから。運転中の視線は進行方向を向いていたいのです。今や、追突事故防止装置が付いたとはいえ、よそ見でヒヤッとすることはまだゼロではないですよね。

もしくはステアリング上のスイッチに操作機能をすべて設定することを期待します。ちなみに、新型リーフに限らず、日産のステリングスイッチは、数が最小限で配置も分かりやすく、直感的に操作ができるので、すぐに覚えられます。

2つ目のチェックポイントはシートの性能。シートには、背中を支えるホールド性、座り心地の良さを表す尻下のクッション性、クルマ側からの突き上げを吸収する振動吸収性、が大切な要素です。停止している車で分かるのはホールド性とクッション性の2つです。

まず、背中を支えるホールド性。 新型リーフはサイドサポートの張り出しがそれほど大きくありません。それでも、座ったときに、「すぽっ」と包まれる感覚がありました。これは、背中全体がシートバックにそっとめり込むようにはまり、背中からわき腹に掛けてサイドサポートがうまく身体にフィットし、上半身がしっかり支えられているためです。ラウンド形状が絶妙によいのでしょうね。

肩までがっちり支えるスポーツカーのシートとは違い、必要な部分のみを支えてくれる、良い形状だなと感じました。ただし、中肉の男性の私にとって丁度よいということは、女性にとっては緩いのかなと思います。新型リーフを販売していく世界中の人に合わせるには、腰回りに調節機能があるとよさそうですね。

続いて、座り心地の良さを表す尻下のクッション性。 こちらも素晴らしく印象が良かったです。座り始めのシート表面がふわっと柔らかく、そして体重をかけていくと硬めになり、奥でお尻を丸く支えてくれます。これは、クッションの厚みを十分に確保できていて、表層のウレタンと底部のウレタンを分けた2重構造になっているのではないでしょうか。

出来の悪いシートだとすぐに底着きしてしまい、ただただ硬くて安っぽいシートになってしまいますが、リーフのシートは良い塩梅にできていると感じました。でも実は、横に置いてあったノートNISMOのシートの方がサポート性もクッション性も優れていましたけどね。。

また、後席のシートはぜひ注目してください。後席の方がクッション性は良いですよ。

3つ目のチェックポイントはインテリア。新型リーフには、旧型リーフにあったツイン液晶メーターは廃止され、普通のメーターになりました。旧型ルーフは、とってつけたような先進性アピールのようで「見ずらいなあ」と思っていましたので、なくなっても不満はありません。視線移動が少なくなるとはいえ、結局もう一つのメーターも見るので、結局は煩わしかったのが問題でした。

新型リーフにはグレードがS、X、Gとあります。CAさんによると主要販売グレードはGとのこと。プロパイロットパーキングといった先進装備をつけるにはX以上のグレードが必要であり、実質400万円近い車両価格となります。となると、内装の質感は、価格を考慮するとやや釣り合っていないかなという印象を受けました。

ステアリングホイールやセンターコンソールは現代風のデザインを持たせつつ、きっちりと作られた印象でよいのすが、それでもこのレベルは、昨今の国内のクルマ、例えばスバルやマツダといったメーカーのもっと安い車でも実現できています。EVであるという価値にインテリアの質感を少し我慢できるか、購入者によっては不満を覚えるかもしれません。

シートに座ったり、写真撮ったりと、あまりに集中していましたので、まさに買わんとしているお客様のように見られたのでしょう。「そろそろお話を、、」とい切り出される寸前に退散することにしました。ごめんなさい!その気になったら必ずこちらに買いに来ます!と心で思い、そそくさと帰路につきました。

いろいろと確かめたことで、目に見える違い以外のクルマに乗ってどうなのかがますます気になりました。新型リーフの、スペック表に現れない感性の部分をしっかりと体感しておきたいと想い、いつか乗りたい気持ちを押さえるために、ディーラーでいただいたパンフレットで、ボディ色をまじまじと見ている私なのでした。

(吉川 賢一)

【新車】新型リーフ発表を聞いた旧型オーナーの心のボヤキ その3「いま、リーフはディーラーで試乗できる? できないときのチェックポイントは?」(http://clicccar.com/2017/10/07/518766/)

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