キャンピングカーの水まわり:キャンピングカー生活の日常・その8【車中泊女子の全国縦断記】

キャンピングカーの水まわり:キャンピングカー生活の日常・その8【車中泊女子の全国縦断記】

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キャンピングカーに住んでいると、おのずと「家」の有り難みも身に染みます。

電気や水の心配がないなど基本的なことはもちろん、「いつでも洗濯ができる」「いつでもお風呂に入れる」という、キャンピングカー生活とはまた違った自由度や安心感があり、当然「家」に生まれ育ってきた安定した生活の基盤がそこにはあります。

特に「水」は生活と切っても切れません。飲み物や料理にも必要だし、洗いもの、洗顔や歯磨き、トイレにお風呂…日本人が1日に消費する水の量は200〜300リットルとも言われています。お風呂は抜きにしても、使用する水の量をどう節約するか、キャンピングカー生活における工夫のしどころのひとつです。

過去記事【キャンピングカーの光熱費ってどんなもの?】でも触れましたが、水回りに関しておさらいです。ここでは愛車Rocky21のケースの話となりますことをご了承ください。

ダイニングの座席下に収納されている清水タンク(130リットル)に水を溜めておき、給水ポンプで汲み上げる仕組みになっています。給水する場所は、ガソリンスタンドが主です。地下水であることが多いので、タンクに藻が生えないよう少量の次亜塩酸ナトリウム(ミルトンなど)を半年に1回程度、入れています。

タンクは作り付けで中が洗えないので、飲用として別に2リットルのペットボトルを6本用意しており、各地で湧水を汲むなどしています。

水を使う設備は、キッチン、洗面所、シャワー、トイレ(水洗)、外部シャワー(車体の外側についている)の5ヶ所。筆者はキッチン以外はほとんど使用していません。洗面所・シャワー・トイレがあるシャワールームはドレッサールームにしてしまったし、外部シャワーに至っては1度も使ったことがありません。つまり水を使うのは「洗いもの」がメインであり、よほど贅沢に水を流さない限りそうそうタンクの水を使い切ることはありません。筆者の場合は1ヶ月くらい保ちます。

給水ポンプは電力で動いており、「ヴ―――」というモーター音が最初は気になるかも知れません。水を使い切って空気が入ってしまうと更に音が大きくなり、次に給水してもしばらくは空気が抜けないので、それまで異音も続きます。

ちなみに生活スペースで使用する電気はすべてサブバッテリーから使用しており、クルマのメインバッテリーとは繋がっていません。

使った水は、キッチン・洗面所・シャワー=生活廃水/グレータンク(120リットル)、トイレ=汚水/ブラックタンク(80リットル)に溜まります。

清水タンク/グレータンク/ブラックタンクにどれくらい水が溜まっているかを確認するスイッチがついているのですが、4段階しかないのであまりアテにはできません。排水タンクは特に汚れなどでセンサーが正常に動作していない可能性もあります。

Rocky21のトイレは一体(ブラックタンク)式です。キャンピングカーによっては他にポータブル、カセット式があります。汚水処理できる施設(ダンプステーション)が少ないことが、トイレをなるべく使用しない理由です。

ダンプステーションは一部のオートキャンプ場やキャンピングカービルダー、ディーラーのモータープールなどに設置されています。ガソリンスタンドでも汚水マンホールに捨てさせてくれる場合があるので相談してみてください。

ダンプステーションにセワホースで接続して流す際、排水後、排水タンクに水を満たしてから再び排水すれば、ホースもタンクも綺麗になるし、センサーも復活します。

近年では道の駅などの公共施設のトイレにおいて「カセットトイレの汚物を流さないでください」と張り紙されているのを見かけるようになりました。

長期間の車中泊旅では、トイレ処理も悩みのタネですね。アメリカやヨーロッパのようにオートキャンプ場の利用料が手頃になればいいなと思うのですが…。ダンプステーション利用のみ1回100円とか、そのような施設が増えてくれたら助かります。

写真は、ダイニングシートの中を撮影したものです。左上の白い箱のように見える部分はリアタイヤ、真ん中のホースはガスヒーターの吹き出し口、右下の箱はヒューズボックス、そしてその上部にある円筒形のものが給水ポンプです。ここから「ヴ―――」という音が聞こえます。気になる方は、このポンプを消音シートなどで覆うと効果があると思います。

筆者は九州出身のため「水抜き」をしたことがありませんでした。5年ほど前、自宅(熊本)の駐車場に停めていて、しばらく自宅に滞在していたため車内を暖めることもなく、熊本では珍しく大雪が降った日に蛇口とホースが凍って破損してしまいました。

給水ポンプも交換することとなり、勉強代が高くつきました…。それを教訓に、真冬には給水ポンプのスイッチを切って蛇口を開けっ放しにしておくようにしています。

ちなみにキャンピングカーでもボイラーまたは電気温水器があればお湯が出ます。ウィンタースポーツが趣味のキャンピングカーユーザーさんも多く、雪に埋もれた姿をSNSなどに公開されているのをよく見かけますが、車内は暖房で快適に過ごせているようです。

余談になりますが、キャンピングカー用品として排水タンクに入れる洗浄剤や消臭剤(薬品)が販売されていますが、筆者は微生物を入れています。洗いものをする際にも洗剤は使っていません。

トイレはどうしてもニオイが気になる方が多いでしょうが、個人的には消臭剤のニオイの方が強烈に感じるので、微生物に分解してもらっています。ニオイの感じ方には個人差があるので、決してお薦めするものではありません。

次回は、筆者が行っているキャンピングカー車内の寒さ/暑さ対策、その涙ぐましい(?)小技をご紹介します。

(松本しう周己)

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