【平成初期の名車列伝】2代目はお得!? マツダ・ロードスターNB系の中古車はバリューありすぎ

【平成初期の名車列伝】2代目はお得!? マツダ・ロードスターNB系の中古車はバリューありすぎ

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今見ても価値がある平成初期の名車を紹介するシリーズ企画。今回紹介するのは平成10年に登場した2代目マツダ・ロードスターです。

この通称・NB型は、全長4mを切る小型のマツダ製オープン2シーター。4気筒NAエンジンを搭載するFRという方式は先代のNAロードスターから引き継ぎました。

ただし2代目では内外を全てブラッシュアップ。リトラクタブルライトを固定式ライトに変更し、エンジンでは先代の途中からラインナップ落ちした小排気量バージョンの1600ccを復活させてきました。

1800ccと合わせて2つのユニットを積むことになります。またトランスミッションを従来の5MTと4ATに加え、6速MTも選択できるようになったこともニュースです。

さてこの2代目ロードスターは現在、中古相場が非常にお得な状態になってることを皆さんはご存知でしょうか?

どのくらいお得か。初代との比較で見てみましょう。

条件を揃えるため、
・走行距離は8万〜10万km
・修復歴なし
・MT
・1998年式(初代の最終/2代目の初期)
……の条件で複数の中古車サイトで販売価格を見てみました。

すると初代NAロードスターでは走行距離10万kmでも80万円から120万円ほどのプライスをつけています。さすがは人気モデル、20年が経過してもなかなかの価格です。

一方でNBロードスターの価格は20万円から40万円ほど。一瞬、あまりの落差に検索を間違ったのかな?と思うほどの低価格ですが、いや本当にこれで合ってます。

しかもベーシックな1600ccモデルだけではなく、1800ccでもこの価格帯から狙えるのです。

この結果からわかることはやはり初代は絶大的な人気だということ。一方で2代目のNB型ロードスターは初代が極端に高いことでの反動で不当に!? 安価になっているという雰囲気が。つまり今から買う人にとってはお得ということです。

なぜNBロードスターが「安い」だけでなく「お得」と言えるのか? それは以下のようなメリットがあるからです。

まずはボディサイズ。昨今の拡大基調のモデルチェンジとは違い、NBはNAに対して全幅が5mm広がっただけで全長と全高は全く同じ数値です。

それでいてユーティリティは大幅にアップしています。例えばトランクルームは初代の124Lから144Lに拡大しました。

また室内のグローブボックスも拡大し4.2Lが6.3Lになりました。

初代ではグローブボックス以外の格納スペースはほぼ皆無でしたが、このNB型ではドアポケットやセンター部に小物入れが追加されています。

外観のデザインではリトラクタブルライトを固定ライトにしたことによって5.6Kgの軽量化を果たしました。ソフトトップ機構はガラスウィンドウを採用しつつ、骨組みの構造を見直して全体で1.3Kg軽量化しています。

エンジン関係では固定ライト化によって補機類の取り回し自由度がアップしました。これによりインマニ形状等の最適化が図られました。エアクリーナーの容量は4.6Lから6Lに拡大しています。

1800ccのECU・ROM容量は5倍になり、燃調コントロールがより精密になっています。また全エンジンでエキマニが4in1タイプからスロットルのツキが良くトルクも向上する形状の4in2タイプへと変更されています。

サス形式は基本的に同一の4輪ダブルウィッシュボーンですが、1800ccエンジン搭載車のサブフレームはクロスバーを追加して剛性を2.2倍に強化しました。

ボディは各部見直しで単体での高剛性化を実現。NA型・後期モデルで追加装備されていたブレースバーが不要になり、軽量化も実現しました。また衝突安全性能も飛躍的に大きく向上しています(そもそもモデルチェンジはこの安全性能を高めるためでした)。

……以上、改良ポイントの一部を挙げてみました。

つまりNB型とは、ボディサイズや排気量を拡大することなく、初代の良いところを受け継ぎつつ時代に即した進化を与えた「アップデート版」NA型なのです。

繰り返しますが、そんなNB型ロードスターが今ならバリュー価格で選び放題。例えば2001年に限定300台で販売された『MVリミテッド』のような特別仕様車を狙ってみるというのも面白いでしょう。

実際にこのモデルに乗る茶シート≠ウんによれば、「MVは1600cc車だけに設定されたモデルです。パワーはたっぷりあるとまでは言えませんが必要充分です。ただ、私は出力にこだわりはあまりないのです。天気が良い日に幌を開けて法定速度以下でゆっくり走るだけでもとても楽しいですから、満足なのです」とのこと。

NB型ロードスターは、こうした特別仕様車のバリエーションが歴代シリーズ中で最も多いことも要注目です。買うか否かに関わらず、一度中古車販売サイトなどで検索してみてください。

中にはターボや競技ベースのNR-A、それにクローズド・クーペなどもあり、1台に決めるのが難しい嬉しいNB沼≠フ世界が待ってますよ〜。

・NB型ロードスター『MVリミテッド』主要スペック
全長×全幅×全高:3955×1680×1235mm
エンジン型式:B6-ZE
最高出力:125ps/6500rpm
最大トルク:14.5kgm/5000rpm
種類:水冷直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量:1597cc

(写真・動画・文/ウナ丼)

https://youtu.be/5cF1ZjHVfH4

【平成初期の名車列伝】2代目はお得!? マツダ・ロードスターNB系の中古車はバリューありすぎ(http://clicccar.com/2018/02/17/559529/)

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