【幻の限定車、中古車で今いくら?】約37年に及ぶパジェロの歴史の中で語り継がれる、パリダカの栄光を受け継いだ「パジェロエボリューション」

●圧倒的な走行性能を備えた「パジェロ エボリューション」の中古価格をチェック!
2019年4月24日、三菱はオールラウンドSUV「パジェロ」の国内販売を2019年8月に終了することを発表しました。これに伴い700台限定の特別仕様車「FINAL EDITION」を設定し、販売開始しました。

1982年に販売開始した初代パジェロは、オフロードにおける高い悪路走破性と乗用車感覚を両立した本格オフロード4WD車として人気となり、オフロード4WDの代名詞となりました。また、パジェロはモータースポーツでも活躍。世界一過酷なラリーといわれるダカールラリー(パリ〜ダカールラリー)に1983年から参戦し、7大会連続を含む通算12回の優勝に輝きました。

そのラリーでのノウハウを最も色濃く受け継いだモデルが、1997年9月の発売されたパジェロエボリューションです。

パジェロエボリューションは1991年に登場した2代目パジェロの末期、1997年9月に登場しました。クロスカントリーラリーの「パリ〜ダカールラリー」で培った技術を集約し、ドライバーの意のままに走行することができる優れた基本性能と走ることを楽しみながら長距離ドライブをこなせる快適性を兼ね備えたクルマです。

パジェロエボリューションのボディは高剛性化を図ると共に、空力特性とオフロード性能を徹底的に追求した外観となっています。リアには大型フィン付きリアスポイラー、ステップ付きサイドエアダムを採用。さらにアルミを採用し軽量化したボンネットはエンジンの冷却効率を向上させるため、エアインテークを採用しました。

サスペンションは本格オフロード4WD車で初めてアーミーと呼ばれる四輪独立サスペンションを搭載。フロント、リアとものダブルウィッシュボーン式(リアはマルチリンク)を採用。また、ショックアブソーバーと減衰力の最適化、ボールジョイント式スタビライザーの採用により圧倒的なオフロード走破性とオンロードでの快適性を実現しています。

搭載しているエンジンは新開発の3.5LV型6気筒MIVECエンジン。三菱独自の可変バルブタイミングリフト機構、可変吸気システムを搭載し、低速、中速、高速と3つのモードでコントロールし、あらゆる領域で35.5kg-mという高トルクを維持し、圧倒的なフィーリングを実現しています。組み合わされるトランスミッションは5速MTと5速ATで、駆動方式は三菱独自のスーパーセレクト4WDを採用。ヘリカルギア式LSDにビスカスカップリングを装着したハイブリッドLSDにより、悪路走破性とオンロードでの旋回性能を向上させています。

約22年前に新車価格374万〜390.8万円で販売されたパジェロエボリューションですが、現在5台の中古車が流通しています。3カ月前の平均価格は92万円でしたが、現在は140万円まで上昇。これは中古車の平均走行距離が約17万kmから約10万kmまで減少しており、走行距離の少ない高額車が多く市場に流通しているということを表しています。

中古車の価格帯を見てみると、約60万〜約160万円となっていて、100万円以下の物件は走行距離が24万kmに達しています。100万円台の物件では7.5万〜10.5万kmとなっています。走行距離が少なくてもタイミングベルトを使用しているエンジンなので、交換済みかどうかによって購入後のコストが大きく変わるので注意です。

もう、流通している中古車が5台と絶滅危惧種となっているパジェロエボリューション。パジェロの歴史に幕を下ろすとさらに値上がりする可能性もあるので、購入するならお早めに。

(萩原文博)

【幻の限定車、中古車で今いくら?】約37年に及ぶパジェロの歴史の中で語り継がれる、パリダカの栄光を受け継いだ「パジェロエボリューション」(http://clicccar.com/2019/04/26/779966/)

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