どうやって使うの?工夫が凝縮された"普通じゃない"サイコロ5選

どうやって使うの?工夫が凝縮された"普通じゃない"サイコロ5選

@DIME アットダイム

■連載/コウチワタルのMONO ZAKKA探訪

双六を始めとしたボードゲームに欠かせないサイコロ。私たち日本人が見慣れているのは白い本体に黒い丸で数字が示されていて、「1」だけは赤い丸で示されているものだろう。だが、この赤い丸をサイコロに採用したのは日本人による工夫であって、これはサイコロのスタンダードの形ではない。このように、当たり前と思っているものが実はそうではないこともあるし、そもそもスタンダードなデザインというもの自体がサイコロにはないのかもしれない。今回紹介するサイコロたちを見ているとそう痛感させられる。

■ゲームに格を与える超合金製サイコロ『メタルサイコロ 5個セット 専用ケース付き』

 

『メタルサイコロ 5個セット 専用ケース付き』は超合金製のサイコロ5つがセットになった製品である。サイコロの目はデザインは一般的なものと同一だが、本体は重厚な金属でできており、凹みで表されるサイコロの目はもちろん無着色。大きさは指で掴む程度のものだが、様になるので目に見える場所に飾っておきたくなる。専用のケースがついているのもうれしいポイントだ。おもむろにケースからMYサイコロを取り出す、想像するだけでちょっとワクワクするではないか。価格は税抜1000円で楽天市場から購入することが可能だ。比較的に容易に手の届く価格設定なのもうれしい。

■各面が互いに連結している斬新なデザイン『AKO DICE I』

 

こちらのサイコロは2015年にクラウドファンディング「Kickstarter」で資金を募り、プロジェクトが見事に成功した製品である。最終的に約2000万円の資金が集まったそうだ。一見するとサイコロなのかどうかも怪しい立方体の存在。各面には直線が数本引かれているだけだが、各面に載っている直線の数がサイコロの目に当たる斬新なデザインをしている。引かれている直線はそのまま延びて他の面に跨っているので、本体を斜めから眺めて複数の面を同時に目にすると数を読み取るのが難しくなるから注意が必要だ。サイコロらしくないデザインが却ってカッコよく、やはり目につく場所に出しておきたくなる。「Kickstarter」では12ドルが入手できたようだが、現在は専用サイトでの販売に移行しており、価格は2個セットで19ドル(約1900円)で購入することができる。なおカラーは10色から選ぶことができ、異なるカラーを組み合わせることも可能だ。

■目の並び方に特徴のある『AKO DICE II』

 

先ほど紹介した『AKO DICE』の第2弾として企画され、やはり「Kickstarter」で資金募集が行われ製品化にいたったのがこの『AKO DICE II』である。第1弾で見られた直線を有する斬新なデザインは姿を消してしまい、今回はいたって普通のサイコロのようにも見える。だが、よく見るとサイコロの目の並び方が特徴的だ。例えば「3」や「6」は三角形になるように目が並んでいるし「5」は五角形になっている。「4」にいたっては横一直線だ。見慣れない配置は大きい数字ほど読み取るのを困難になるが、各面のデザインは独立しているので第1弾よりは読み取り易い。こちらも現在は専用サイトでの販売に移行しており、価格はやはり2個セットで19ドル(約1900円)。なおカラーを10色から選ぶことができ、異なるカラーを組み合わせることも可能な点も同じだ。

■サイコロを振るだけで今夜の献立が決まる『FOODIE DICE』

 

『FOODIE DICE』は面白いコンセプトをもった製品である。使い方を一言でまとめるなら、サイコロに書かれた指示を組みわせることで、献立を決めてしまうというもの。『FOODIE DICE』では4つのメインサイコロ、5つのサブサイコロの9つが1セットになっている。使用する際はまず4つの季節に対応したメインサイコロの中から今の季節に該当するものひとつを選ぶ。ちなみにこのサイコロには各季節の旬の食材が6つ記載されている。一方のサブサイコロの方には穀物の種類、肉の種類、添え物の名前が書かれており、先ほどのメインサイコロ1つと、このサブサイコロ5つをまとめて投げると、出てきた目の指示で今夜の献立が決まる、という仕組みだ。自分の頭で献立を考えると、どうしても偏りが生じることがあるし、何より考えること自体に疲れてしまうこともある。このサイコロも「Kickstarter」で資金を募っていたが、1600万円近い支持を集めたそうだ。現在は専用サイトで販売されており、価格は瓶入りタイプが38ドル(約3800円)となっている。

■サイコロの姿を借りたリモコン『The DICE Smart Remote Control』

 

『The DICE Smart Remote Control』はサイコロの方をしているがサイコロではない。その正体は冷暖房や照明、音楽、セキュリティといった自宅の環境に関するあらゆる機器の調整を一手に引き受けるリモコンだ。内臓されたセンサーが本体の上下を感知し、上を向いている面に当たる機能調節をアクティブな状態にするという。デザインコンセプトということもあって、具体的に各機能を調節する動作は予想するしかないが、上を向いてる面をスワイプする、もしくは上と下を向いてる面以外、つまり横の4面が調節用のボタンとして機能するのかもしれない。サイコロの各面で制御する機能の割り当ては専用のスマートフォンアプリから行うことを考えているようだ。コンパクトなサイズということもあって、ポケットにでも入れて部屋から部屋へ自由に持ち歩ける『The DICE Smart Remote Control』。あまりのコンパクトさに、逆に自宅でも失くしてしまわないかと心配になる。ポケットに入れたまま、うっかり洗濯機にかけてしまわないよう注意が必要になりそうだ。

text/Wataru KOUCHI

趣味は合唱、読書、語学、旅行、美術館巡り、雑貨屋探索etc...日本、海外の雑貨やガジェット、デザインコンセプトの中から思わず「それ、いただき!」と言ってしまうモノ達を紹介するライター。

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