サイクリスト注目!走行情報が映し出されるGarminの近未来型アイウエア『Varia J Vision』

サイクリスト注目!走行情報が映し出されるGarminの近未来型アイウエア『Varia J Vision』

@DIME アットダイム

■連載/星野知大のBike&Run快体進書

 すでにアメリカでは発売が開始され、サイクリストの安全&快適性が向上することが期待される近未来アイテム『ガーミン Varia J Vision(バリアジェイ ビジョン)』。日本では、2016年9月28日に発売されることが決定した。

カーナビやスポーツ用ウオッチ、サイクルコンピューターなどをリリースするガーミン社。その新製品はアイウエア(サングラス)に装着することで、同社のサイクルコンピューターや後方レーダー『Varia Jリアビューレーダー』と連動し、走行情報やナビ機能をアイウエアの右もしくは左前方・走行視線の先に映し出す優れものだ。

走行時に視線を落としてサイクルコンピューターなどを確認するのは前方不注意となり危険だが、この『バリアジェイ ビジョン』を使えば、しっかり周囲の状況を確認しながら同時に安全&快適走行に役立つ情報をチェックできる。さらに、後方レーダー『Varia Jリアビューレーダー』の情報を映し出せば、視覚外の後方の情報も前方を見ながら把握できることになる。


『バリアジェイ ビジョン』の重量は29.7gと軽量。装着時に重さでストレスを感じることはない


ディスプレイ解像度428×240ピクセルで、最大4つの走行情報を映し出すことができる

■“ながら”自転車走行を解消! スマホの着信・メッセージをバイブレーションで通知

 走行時に前方を見た際、視線の少し右か左下にディスプレイがくるので、視界の邪魔にならずに、同時に少し視線を動かすだけで走行情報を確認できる。また、表示情報は『バリアジェイ ビジョン』本体横部分をスワイプして切り替え可能。フル充電状態で約7時間使用でき、防水性も備えているので、走行時間の長いロングライドや自転車旅行にも使うことができる。

 リンクするサイクルコンピューターはガーミン『Edge1000J』『Edge820J』(9月28日発売予定)『Edge520J』『vivoactive J HR』『ForeAthlete 735XTJ』(近日対応予定)。速度やケイデンスなどの基本情報に加え、リンクさせたスマートフォンの着信やメッセージ受信をバイブレーション機能で通知してくれる。

近年、クルマや自転車、歩行者の“ながらスマホ”が問題になっているが、走行中にサイクルコンピューターを見ながら走ることも非常に危険だ。『バリアジェイ ビジョン』は、そんな危険な走行を解消してくれるアイテムになるかもしれない。

 
本体サイズは60×19.7×19.8mm。アイウエアの左右どちらにも装着することが可能

■『Varia Jリアビューレーダー』併用で後方からのクルマ接近も確認! 安全性が向上

 ガーミンのサイクルコンピューター、スマートウオッチ『vivoactive J HR』、トレーニングウオッチ『ForeAthlete 735XTJ』に加えて、前述のとおり、走行時に後方からのクルマなどの接近を知らせてくれる『Varia Jリアビューレーダー』も『バリアジェイ ビジョン』とのリンクが可能。合わせて使うことで、さらなる安全性向上が期待できるだろう。

 というのも以前、筆者は『Varia Jリアビューレーダー』を交通量の多い東京の街中や、イタリアの山岳ロングライド“グランフォンド”で使用したことがあり、その光と音でクルマの接近を感知する機能に助けられたことがある。

『Varia Jリアビューレーダー』本体であるテールライトが後方最大140m以内・40°範囲の車両の接近を感知し、専用のユニットディスプレイか、リンクするガーミンのサイクルコンピューターの画面上に警告表示がされる。

また、テールランプは車両の接近に伴って点滅パターンを変え、接近するクルマのドライバーにも存在をアピール。夜間はもちろんのこと、昼間でもこの赤色のテールライトは見やすいので、後方のドライバーが十分な距離を空けて追い越してくれることも多くなり、走り慣れていない海外の道でも後方からのクルマの接近による恐怖を軽減することができた。

しかし、ユニットディスプレイやサイクルコンピューターに警告が表示されていても、走行中に確認することはできない(確認しながら走ったら危険だ)。感知時の最初には警告音を鳴らして知らせてくれるが、交通量の多く騒音がうるさい街中などではその警告音に気が付けないことも多い。そこに登場したのがこの『バリアジェイ ビジョン』だ。

『Varia Jリアビューレーダー』とリンクさせれば、わずかな視線の移動のみで、前方を見ながら後方のクルマの接近を知ることができるようになる『バリアジェイ ビジョン』。近未来を感じさせるこのアイテムが、サイクリストと道路を使うすべての人の安全を守ることに期待したい。


時速10km以上で走行する車両などを探知。自身と同じ速度で走る車両は探知できない


テールライトとしての照度も抜群。車両接近により点灯パターンが変わるので視認性も高い


光りの位置で接近する車両を最大8台表示することのできるユニットディスプレイ


リンクするサイクルコンピューターの画面右側にも、色と光で接近を伝える警告が表示


バリアジェイ ビジョンにも、通常のサイクルコンピューターと同じ接近警告が表示される

文/星野知大

ほしの・ともひろ。前進スポーツ案内人。1976年東京生まれ。自転車・ランニング・水泳を中心に、日本&世界の“前に進む”スポーツの大会プロデュース・MCとして飛び回るスポーツナビゲーター&ライター。2015年から日本最大の自転車ショー“サイクルモード”のMC兼ディレクターを務め、東京都三宅島の観光まちづくりアドバイザーにも就任した経験も持つ。

■連載/星野知大のBike&Run快体進書

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