排気量6262cc、最大出力963cv、V12エンジン搭載!フェラーリがハイブリッドコンバーチブル『LaFerrari Aperta』を発売

排気量6262cc、最大出力963cv、V12エンジン搭載!フェラーリがハイブリッドコンバーチブル『LaFerrari Aperta』を発売

@DIME アットダイム

フェラーリが開発した同社創設70周年記念モデル『LaFerrari Aperta』が、パリ・モーターショーにてワールド・プレミアされた。このモデルは卓越した技術、性能、スタイル、そして排他性という、フェラーリにしか成し得ない価値を余すところなく表現。高い評価を受けた『LaFerrari』のオープントップ・バージョンとして、フェラーリの最も情熱的なユーザーのために開発された最新の限定エディションである。

仕様と特徴を『LaFerrari』と同じくするLaFerrari Apertaは、カーボンファイバー製ハードトップ(オプション)とソフトトップの両方が用意され、卓越した性能とオープントップ・ドライブならではの高揚感を提供する。クーペと同じハイブリッド・パワーユニットを搭載し、出力800cv、排気量6262ccのV12エンジン(比出力128cv/l、圧縮比13.5:1)と120kWのエレクトリック・モーターとの組み合わせで、最大総合出力963cvを発揮。パワートレイン・コントロールに使われるソフトウェアは、マラネッロのエンジニアが、『LaFerrari』で得た経験をもとに総合的な効率性を高めるようチューニングしたものだ。アクティブ・エアロダイナミクスを統合したダイナミック・コントロール・システムに変更はない。

クーペに劣らぬ走行性能の限界を極めることを可能とするコンバーチブルをいかに実現するか、それが『LaFerrari Aperta』の設計における最大の課題だった。また、スタイリングセンターが求められたのは、オリジナルの『LaFerrari』の美しさを最大限維持すること。コックピットをボディと明確に分離する、流れるようなラインは、ウエストライン上部のエレメント以外、変更されていない。カーボンファイバー製「フライング・ブリッジ」がメイン・ボディに見事に溶け込んでいる姿こそ、そうした課題への揺るぎない答えなのだ。

シャシーとエアロダイナミクスを中心に進められた技術開発は、見事な成果をあげた。『LaFerrari Aperta』の最高速度はクーペと同じ350km/hに達し、0−100km/h加速は3秒以下、0−200km/h加速は7.1秒を実現。また、ねじり剛性、ビーム剛性、ダイナミック・パフォーマンスにおいても、クーペと同等の性能を発揮する。エアロダイナミクスの設定変更によって、ルーフを外し、サイドウインドウを上げた状態での空気抵抗は、クーペ同様に低く抑えられている。

特に重視されたのがオープントップ・ドライブ特有の走行感覚だった。クーペの見事な性能を『LaFerrari Aperta』は、さらにはっきり体感させてくれる。ルーフがないからこそ、ハイブリッド・パワーユニットが奏でるサウンドに胸躍り、純粋な高揚感を得ることができるのだ。エアロダイナミックの居住性とアコースティックの快適性、その両方を改善するために開発された最新のウインドストップ・システムによって、高速走行時も会話を支障なく楽しむことが可能だ。

『LaFerrari』をそのまま引き継ぐ『LaFerrari Aperta』のパワートレインには、ハイブリッド・テクノロジーを採用。排気量6262cc、出力800cvのV12エンジンと120kW(163cv)のエレクトリック・モーターの組み合わせによって、最高い総合出力963cvを発生する。HY-KERSシステムが実現した、これまでで最も高性能、高効率のフェラーリの誕生だ。

フェラーリのF1技術を積極的に活用することで、KERSシステムとロードカーの融合はさらに進化し、V12エンジンとエレクトリック・モーターの完璧な統合によって、それぞれの長所が見事に一体化された。エクトリック・モーターによって、低回転域で高トルクが得られることで、エンジンの出力特性を高回転域寄りに設定することが可能となり、900Nmに達する最大トルクと、途切れることのない卓越した出力を実現。

F1 DCTと組み合わされたエレクトリック・モーターは、供給トルクに対する重量と容積の割合を劇的に削減することを可能にした高比出力密度テクノロジーを駆使して設計されている。その結果、F1カー並みのトルク密度と効率性(94%)を備え、出力損出を大幅に抑えることで、こちらもF1カーと肩を並べる性能を発揮する。

バッテリーは、8つのモジュール構造による120個のセルで構成されており、従来のバッテリー40個分に匹敵する出力を可能にしながら、重量はわずか60kgに抑えられている。このバッテリーは、サーキット走行中、ABSが作動するような急激なブレーキング時、およびコーナリングなどでV12エンジンが必要以上のトルクを発生させた場合の2通りの動作状況で充電される。HY-KERSシステムの実質的な中枢として機能するハイブリッド・パワーユニットは、2つのインバーターと2つのDC-DCコンバーターを介して、V12エンジンとエレクトリック・モーター双方から供給されるトルクを制御。トルクの供給は、可変周波数制御によって高速かつ正確に行なわれる。

主な仕様は全長4702 ×全幅1992×全高1116 mm、ホイールベースは2650 mm。重量配分はフロント41%、リア59%。V12最高出力は800C @9000rpm、V12最大トルクは700 Nm@6750rpm。電気モーター出力は120 Kw (163 CV)。ギアボックスは7速DCT。

さらに2017年にブランド創立70周年を迎えるフェラーリは、これを記念する一連のスペシャル・イベントをパリ・モーターショーで発表した。

パリ・モーターショーではまず、70周年記念ロゴが発表された。プランシングホース(跳ね馬)の伝統のスタイリングに即したフォルムで、細部ディテールまで疎かにせずこだわり抜くフェラーリの情熱を表すものとなる。70年にわたるフェラーリの歴史を刻むシンボルであると同時に、フェラーリ・ブランドの未来のシンボルとなるもの。このロゴは今後、フェラーリを象徴する少量限定モデルに使用される。先に紹介した『LaFerrari Aperta』は、この記念ロゴが初めて採用されたモデルだ。

さらに、テーラーメイド・アトリエが創出した、フェラーリの歴史を飾る代表的な車を想起させる70種類のバリエーションも発表された。これら70種類の仕様は、実際には現行モデル5車種にそれぞれ一つの仕様が適用され、最大350台のスペシャル車輌がリリースされる予定。

パリ・モーターショーのブースでは、この新しいカラーリングで仕立てた代表的な車輌が展示された。

F12berlinetta:“The Stirling”
1961年にスターリング・モスがステアリングを握り、ツーリスト・トロフィーで勝利した250GT Berlinetta SWBに敬意を表した仕様。特徴的なブル・スクロ・レーシングカラーのボディにホワイトの特徴的な横ストライプとゼッケン・サークルが映える1台。

488 GTB:“The Schumacher”
2003年のF1でドライバーズとコンストラクターズのダブルタイトルをもたらしたF2003-GAシングル・シーターのオマージュ。偉大なドイツ人ドライバー、ミハエル・シューマッハは、このマシンでグランプリ6勝を飾った。

California T:“The Steve McQueen”
フェラーリの名車の中でも最もエレガントと称される1963年型250GT Berlinetta Lussoにインスパイアされた仕様で仕上げられている。スティーブ・マックイーンの最初のパートナーとなったニール・アダムズがマックイーンに贈った車輌としても有名。ブラウン・ペイントのボディに、エレガントなステッチが施されたキャメルレザーのインテリアというシックな構成。

488 Spider:“The Green Jewel”
英国伝説のレーシング・チーム、デイヴィッド・パイパー・レーシングの365 P2と同じ、特徴的なブリティッシュ・グリーンが蘇る。フェラーリのプライベートレーサーとして知られるパイパーは、この車輌で1965年と66年のキャラミ9時間レースを制した。また1966年にはクレルモン-フェランで開催されたトロフィー・ドゥ・オーベルニュでも優勝している。

テーラーメイド・エリアには、488 Spiderがもう1台、ピニン・ファリーナが手がけたボディを換装した1953年型375MMに敬意を表した車輌が展示された。最新の3レイヤー塗装で仕上げたエレガントなビアンコ・イタリア・カラーをぜひ見てほしい。2017年はまた、プランシングホースの存在を強く世界に広めることを目的に、60以上の様々な国にまたがる世界ツアーも予定されている。イタリアならびに世界中での1年間にわたるシリーズ・イベントでは、フェラーリ70年の歴史を創り上げたクラシック・フェラーリから最新モデルまでが一堂に会する。このスケールの大きな祝典は、マラネッロで開催されるエクスクルーシブ・イベントで幕を下ろす予定。

関連情報

http://www.ferrari.com/ja_jp/


文/編集部

 

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