ある日は30分で完売してしまう、糸島・スプーンフル ザ ベーグルで出合ったベーグル【福岡の旅】

ある日は30分で完売してしまう、糸島・スプーンフル ザ ベーグルで出合ったベーグル【福岡の旅】

スプーンフル ザ ベーグル(Spoonful THE BAGEL)(c) FASHION HEADLINE

糸島半島の北部、志摩にあるスプーンフル ザ ベーグル(Spoonful THE BAGEL)は、森の中の一本道沿いにある一軒家。一見、見逃してしまいそうなほどの立地にも関わらず、ひっきりなしにお客さんがやってくる人気のベーグル専門店なのです。お店を営むのは、2010年に宮古島から移住された福田さんご夫婦。2人のこだわりは、完全手作り、卵や油脂を使わず子どもも安心して食べられるベーグルを作ること。

お店のショーケースには、やや大きめでむっちりした丸いベーグルと、スティック状のベーグル、そしてスコーンが並びます。丸い形のベーグルにはプレーン、クルミ、有機国産ごま、チーズ、クランベリー、チョコレート、和ベーグル(抹茶&甘納豆)、スティック状ベーグルにはキャラメル。こういった定番の味に加えて、それ以外にもレーズン、チョコくるみ(スティック状)、ソルト&ペッパーなどがあります。

生地に使われる素材は、有機天然酵母とイーストのブレンド、カナダ産小麦、糸島産の「またいちの塩」、三温糖など。一つずつ丁寧に成形していくと時間がかかってしまうため、一日に出来上がるベーグルの数は限られています。その上あまりの人気に、平日にも関わらず時には開店30分で売り切れてしまうこともあるそう。

こうして手間暇掛けて作られたベーグル。表面はつるつる、割って食べると、もちもちの食感。具材は、表面へトッピングするのが一般的。しかしスプーンフル ザ ベーグルでは生地にどっさりと練り込まれ、しっかりと風味を効かせています。

お店のすぐそばには伊勢神宮に縁のある桜井神社、徒歩10分の場所には、沈む夕日が美しい二見ヶ浦海岸と、夫婦岩。海あり山あり自然に囲まれ、おいしいお水ときれいな空気、これが美味しいベーグルの出来る由来だそうです。

なかなか足を運べない人のために、オンライン販売も行われています。


スプーンフル ザ ベーグルの福田さん


◇小倉ヒラクさんによる発酵めがね

パンには様々な種類があって、ベーグルもそのバリエーションの一つ。 もっちりしたドーナツのようなかたちのパンで、最近日本でもよく見かけるようになりました。もとは、東欧のユダヤコミュニティで食べられていたようですが、20世紀に入って東欧系の移民がアメリカに持ち込んだものがトレンドになり、それがつい最近日本にやってきたようです。

ベーグルの特徴は、そのモチモチ感と、小麦粉とイーストの味がダイレクトに伝わる素朴な風味。小麦粉をぬるま湯で溶いて砂糖と塩を入れ、リング状に成形して発酵させます。で、30分〜1時間ほど発酵させたらお湯で茹でます。 この「茹でる」というプロセスで小麦粉のデンプンが柔らかくなり、ベーグル特有の「モチモチ感」が生まれます。

一般的なパンとくらべて見ると、

・発酵時間が短いので、身がぎっしり詰まっている(膨らみが少ない)
・卵や牛乳やバターを使わないので、味がタンパクで油っぽくない
・二次発酵のかわりに茹でることによって柔らかい触感になる

という特徴があるベーグルは、朝食やおやつにピッタリ。 スプーンフルベーグルさんのベーグルは、基本の生地にすごくこだわっているようで、小麦粉もイーストも「ベーグルっぽい食感」が出るように工夫をこらしていました。チョコレートなどが練り込まれた「おやつベーグル」も惹かれますが、僕はプレーンベーグルにクリームチーズとサーモン、ハーブを挟んで日曜のブランチにしたいなあ...。


【ショップ情報】
Spoonful THE BAGEL
住所:福岡県糸島市志摩桜井4179
電話: 092-327-2372
営業時間:11:00〜売り切れ次第終了
定休日:月曜日・火曜日・水曜日(臨時休業、売り切れの場合もあるので訪ねる前に電話で問い合わせるのが良い)

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